ロキソニンは片頭痛にも効く?
ロキソニンは片頭痛にも効く?
「ロキソニンは片頭痛にも効く?」
「片頭痛がするときにロキソニンを飲んでもいい?」
「カロナールとロキソニンはどちらが片頭痛に効く?」
片頭痛が起こったとき、ロキソニンを飲んで痛みを抑えている方も多いでしょう。
ロキソニンの有効成分であるロキソプロフェンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される解熱鎮痛薬です。
ロキソプロフェンは、片頭痛の急性期治療に使用される薬の一つで、日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」でも、片頭痛に対する急性期治療薬として有効性が評価されています。なお、同ガイドラインでは、片頭痛に対するロキソプロフェンの使用は保険診療上の適応外使用として扱われています。[oai_citation:1‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf?utm_source=chatgpt.com)
一方で、ロキソニンは「飲めば必ず片頭痛が治る薬」ではありません。
また、胃腸障害や腎機能への影響など、NSAIDsならではの注意点もあります。
この記事では、ロキソニンが片頭痛に効く理由、カロナールとの違い、飲むタイミング、使用時の注意点、薬物乱用頭痛との関係について詳しく解説します。
ロキソニンは片頭痛に効く?
ロキソニンの有効成分であるロキソプロフェンは、片頭痛の痛みを和らげるために使用されることがあります。
日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」では、ロキソプロフェンは片頭痛の急性期治療薬として「推奨の強さ:強い」とされています。[oai_citation:2‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf?utm_source=chatgpt.com)
片頭痛の発作が起こったときに、ロキソプロフェンなどのNSAIDsを使用することで、頭痛の痛みを軽減できる場合があります。
ただし、片頭痛の重症度や症状には個人差があり、ロキソニンを飲んでも十分に効果が得られない場合もあります。
特に、頭痛が非常に強い場合や、鎮痛薬を使用しても繰り返し頭痛が起こる場合には、頭痛の治療方法そのものを見直すことが大切です。
ロキソニンとはどんな薬?
ロキソニンは、ロキソプロフェンナトリウム水和物を有効成分とする解熱鎮痛薬です。
ロキソプロフェンはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類され、痛みや炎症を抑える目的で使用されます。
医療用のロキソニン錠60mgなどがあり、ロキソプロフェンを成分とする製品には医療用医薬品と一般用医薬品があります。[oai_citation:3‡PMDA](https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/1149019C1149_1?user=1&utm_source=chatgpt.com)
頭痛だけでなく、歯痛、腰痛、関節痛、月経痛など、さまざまな痛みに使用されます。
ただし、ロキソニンは頭痛の原因そのものを治す薬ではなく、痛みを一時的に抑えるための対症療法です。[oai_citation:4‡PMDA](https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450064_1149019F1498_1_03?utm_source=chatgpt.com)
ロキソニンが片頭痛に使われる理由
片頭痛では、脳やその周囲の神経・血管などが関係して痛みが起こると考えられています。
片頭痛発作では炎症に関係する物質などが関与して痛みが生じるため、NSAIDsによって痛みを抑えることが期待できます。
ロキソプロフェンは片頭痛の急性期治療薬の一つとして位置づけられています。[oai_citation:5‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf?utm_source=chatgpt.com)
ただし、片頭痛の仕組みは単純な「炎症」だけで説明できるものではありません。
そのため、ロキソニンが効くからといって、片頭痛の原因が単純な炎症だけという意味ではありません。
ロキソニンはどんな片頭痛に使われる?
ロキソプロフェンなどのNSAIDsは、片頭痛発作の急性期治療に使用されます。
特に、
- 頭痛が起こったときに早めに対処したい
- 軽度から中等度の片頭痛がある
- 市販の鎮痛薬で対応している
- 医師からロキソプロフェンを処方されている
などの場合に使用されることがあります。
ただし、片頭痛が重症であったり、ロキソプロフェンなどのNSAIDsで十分な効果が得られなかったりする場合には、トリプタンなど別の急性期治療薬が検討されることがあります。
ロキソニンは片頭痛が起きてから飲む?
片頭痛の急性期治療では、頭痛が強くなる前の早い段階で適切な薬を使用することが重要になる場合があります。
頭痛がひどくなってから鎮痛薬を使用すると、十分な効果が得られにくくなることがあります。
そのため、医師や薬剤師から指示されている場合は、その指示に従って使用しましょう。
ただし、「早く飲めば飲むほどよい」という意味ではありません。
使用量や服用間隔については、処方薬であれば医師の指示、市販薬であれば製品の添付文書を守ることが大切です。
ロキソニンはカロナールより片頭痛に効く?
ロキソニンとカロナールは、どちらも頭痛に使用されることがありますが、成分や薬の分類が異なります。
| 項目 | ロキソニン | カロナール |
|---|---|---|
| 主成分 | ロキソプロフェン | アセトアミノフェン |
| 分類 | NSAIDs | 解熱鎮痛薬 |
| 片頭痛への使用 | 使用されることがある | 使用されることがある |
| 特徴 | 痛み・炎症を抑える | 痛み・発熱を抑える |
| 注意点 | 胃腸障害・腎機能など | 過量使用による肝障害など |
「どちらが必ず効く」とは言えません。
頭痛の種類、痛みの程度、持病、年齢、ほかに使用している薬などによって適した薬は異なります。
片頭痛に対してロキソプロフェンを使用する場合も、自己判断で薬を変更したり、複数の鎮痛薬を重ねたりしないことが大切です。
ロキソニンが効かない片頭痛もある?
あります。
片頭痛の痛みが強い場合や、吐き気・嘔吐などの症状が強い場合には、ロキソニンだけでは十分な効果が得られないことがあります。
例えば、
- ロキソニンを飲んでも痛みが残る
- 毎回かなり強い頭痛になる
- 吐き気や嘔吐が強い
- 暗い部屋で横にならないと動けない
- 仕事や学校を休むことがある
などの場合です。
このような場合は、鎮痛薬を繰り返すだけでなく、片頭痛に適した急性期治療薬や予防治療について医師に相談することが大切です。
ロキソニンを飲んでも片頭痛を繰り返す場合
ロキソニンで一時的に痛みが軽くなっても、片頭痛を何度も繰り返す場合があります。
これは、ロキソニンが「痛みを抑える薬」であり、片頭痛そのものが起こりにくくなるように治療する薬とは役割が異なるためです。
片頭痛の頻度が高い場合には、急性期治療だけでなく、予防治療を検討することがあります。
例えば、頭痛が頻繁に起こる、生活への支障が大きい、急性期治療薬を使う日が多い、といった場合には、医療機関で治療方針を相談するとよいでしょう。
ロキソニンの注意点① 胃腸への影響
ロキソプロフェンはNSAIDsに分類されるため、胃腸障害などに注意が必要です。
医療用ロキソプロフェンの添付文書では、消化性潰瘍のある患者などについて禁忌が記載されており、消化性潰瘍などの副作用にも注意されています。[oai_citation:6‡PMDA](https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450064_1149019F1498_1_03?utm_source=chatgpt.com)
特に、
- 胃潰瘍などの既往がある
- 胃腸が弱い
- ほかのNSAIDsを使用している
- 以前に鎮痛薬で胃腸症状が出た
などの場合は、医師や薬剤師に相談してから使用しましょう。
ロキソニンの注意点② 腎臓への影響
NSAIDsは腎機能に影響を与えることがあります。
医療用ロキソプロフェンの添付文書では、重篤な腎機能障害のある患者は禁忌とされています。[oai_citation:7‡PMDA](https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450064_1149019F1498_1_03?utm_source=chatgpt.com)
腎臓の病気がある方や、脱水状態になっている方などは、使用について医師や薬剤師に相談することが大切です。
ロキソニンの注意点③ 他の鎮痛薬との併用
「ロキソニンが効かなかったから、別の鎮痛薬を追加しよう」と自己判断するのは避けましょう。
ロキソプロフェンの添付文書では、他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましいとされています。[oai_citation:8‡PMDA](https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450064_1149019F1498_1_03?utm_source=chatgpt.com)
市販薬には複数の成分が含まれていることもあるため、ほかの薬を使用している場合は、成分が重複していないか確認する必要があります。
複数の鎮痛薬を使いたい場合は、医師や薬剤師に相談してください。
ロキソニンを毎日のように飲んでも大丈夫?
頭痛が頻繁に起こるからといって、ロキソニンを毎日のように自己判断で使用するのはおすすめできません。
鎮痛薬を頻繁に使用すると、薬物乱用頭痛につながる可能性があります。
薬物乱用頭痛では、もともと片頭痛などがある方が鎮痛薬を頻繁に使用することで、頭痛が慢性化したり、薬を飲んでも頭痛が改善しにくくなったりすることがあります。
特に、
- 頭痛薬を飲む日が増えてきた
- ほぼ毎日のように薬を飲んでいる
- 以前より薬が効きにくくなった
- 薬を飲まないと不安になる
- 頭痛のために薬を常備している
といった場合は、頭痛外来などで相談することをおすすめします。
ロキソニンを飲む回数が増えてきたら?
ロキソニンを使用する日が増えてきた場合は、単純に「薬が足りない」と考えないことが大切です。
頭痛そのものの頻度が増えている可能性や、薬物乱用頭痛が関係している可能性があります。
例えば、
- 以前は月に数回だったのに、毎週頭痛が起こる
- ロキソニンを飲む日が増えている
- 薬が切れると再び頭痛が起こる
- 頭痛がほぼ毎日になってきた
などの場合には、頭痛の種類や治療方法を改めて確認することが重要です。
ロキソニンが効かないときはどうする?
ロキソニンを使用しても片頭痛が改善しない場合、自己判断で服用量や回数を増やすのではなく、医療機関に相談しましょう。
医師は、
- 本当に片頭痛なのか
- 片頭痛の頻度はどのくらいか
- 頭痛の程度はどのくらいか
- 鎮痛薬をどのくらい使用しているか
- ほかの症状がないか
などを確認したうえで、必要に応じて治療薬を変更したり、予防治療を検討したりします。
片頭痛では、NSAIDsだけでなくトリプタンなどの急性期治療薬が使用されることもあります。
ロキソニンで頭痛が治れば病院に行かなくてもいい?
ロキソニンを飲むと頭痛が治るからといって、必ずしも医療機関を受診する必要がないとは限りません。
例えば、
- 頭痛が毎週のように起こる
- 頭痛薬を使う日が増えている
- 頭痛のために仕事や学校を休む
- 頭痛の頻度が以前より増えた
- 頭痛のパターンが変わった
- 薬を飲んでも十分に効かなくなった
場合は、頭痛の治療について相談することをおすすめします。
「薬を飲めば治るから大丈夫」ではなく、頭痛が起こる頻度や薬を使用する回数にも目を向けることが大切です。
突然の激しい頭痛にはロキソニンだけで様子を見ない
片頭痛のように感じても、普段とは明らかに違う頭痛の場合には注意が必要です。
例えば、
- 突然ものすごく強い頭痛が起こった
- 今まで経験したことのない頭痛
- 短時間で痛みがピークになった
- 意識がおかしい
- けいれんがある
- 手足が動かしにくい
- 手足がしびれる
- ろれつが回らない
- 急に視力や視野に異常が起こった
- 高熱や強い首のこわばりを伴う
などの場合は、片頭痛以外の病気が原因となっている可能性があります。
このような場合は、ロキソニンを飲んで様子を見るのではなく、速やかに医療機関で診察を受けることが重要です。
ロキソニンは片頭痛にも効く?まとめ
ロキソニンの有効成分であるロキソプロフェンは、片頭痛の急性期治療に使用されることがあります。
日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」では、ロキソプロフェンは片頭痛の急性期治療薬として「推奨の強さ:強い」とされています。[oai_citation:9‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf?utm_source=chatgpt.com)
ただし、片頭痛の強さや症状によっては、ロキソニンだけでは十分な効果が得られないことがあります。
また、ロキソニンはNSAIDsに分類されるため、
- 胃腸障害に注意する
- 腎機能に問題がある場合は医師に相談する
- ほかのNSAIDsとの併用に注意する
- 自己判断で服用量や回数を増やさない
- 頻繁な使用による薬物乱用頭痛に注意する
ことが大切です。[oai_citation:10‡PMDA](https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450064_1149019F1498_1_03?utm_source=chatgpt.com)
特に、「ロキソニンを飲む日が増えている」「薬を飲んでも片頭痛を繰り返す」という場合には、鎮痛薬を追加するのではなく、頭痛外来などで片頭痛そのものの治療について相談しましょう。
そして、突然の激しい頭痛や神経症状など、普段とは明らかに違う頭痛が起こった場合には、ロキソニンで様子を見るのではなく、速やかに医療機関で診察を受けることが重要です。
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