前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛の違い

    前兆のある片頭痛と前兆のない片頭痛の違い|症状や原因をわかりやすく解説

    「片頭痛には前兆がある人とない人がいるの?」

    「視界がキラキラする人と、いきなり頭痛が始まる人では何が違うの?」

    片頭痛には、「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」の2つのタイプがあります。

    どちらも片頭痛ですが、頭痛が始まるまでの経過や現れる症状に違いがあります。

    この記事では、それぞれの特徴や原因、違いについて詳しく解説します。


    前兆のある片頭痛とは?

    前兆のある片頭痛とは、頭痛が始まる前に一時的な神経症状(前兆)が現れるタイプの片頭痛です。

    前兆は通常5〜60分程度続き、その後に片頭痛が始まることが多いとされています。

    片頭痛全体の約20〜30%でみられます。

    代表的な前兆には次のようなものがあります。

    • 閃輝暗点(ギザギザした光が見える)
    • 視野が欠ける
    • 手や顔のしびれ
    • 言葉が出にくくなる

    ▶片頭痛の前兆について詳しくはこちら


    前兆のない片頭痛とは?

    前兆のない片頭痛は、視覚症状やしびれなどの前兆がなく、突然頭痛が始まるタイプです。

    最も多いタイプで、片頭痛患者さんの約70〜80%を占めるとされています。

    主な症状は次のとおりです。

    • ズキズキと脈打つ頭痛
    • 吐き気・嘔吐
    • 光や音への過敏
    • 体を動かすと悪化する

    前兆がある人とない人の違い

    前兆あり前兆なし
    頭痛前に視覚症状やしびれが現れる前兆なく頭痛が始まる
    前兆は5〜60分程度続く前兆はない
    皮質拡延性抑制(CSD)が関与すると考えられる三叉神経の活性化が中心と考えられる
    約20〜30%約70〜80%

    どちらも片頭痛であり、治療の基本的な考え方は共通しています。


    前兆はなぜ起こるの?

    前兆のある片頭痛では、「皮質拡延性抑制(Cortical Spreading Depression:CSD)」という脳の神経活動の変化が関係していると考えられています。

    この神経活動の変化が大脳皮質をゆっくり広がることで、視覚や感覚、言語を担当する領域へ影響し、閃輝暗点やしびれなどの前兆が現れます。

    その後、三叉神経が活性化されることで片頭痛発作へつながると考えられています。


    前兆が毎回あるとは限らない

    同じ人でも、毎回前兆が現れるとは限りません。

    ある日は閃輝暗点が出ても、別の日は前兆がなく頭痛だけが起こることもあります。

    また、年齢とともに前兆の現れ方が変化することもあります。


    前兆だけで頭痛が起こらないこともある

    前兆が現れても、その後に頭痛が起こらないことがあります。

    これは「頭痛を伴わない前兆(acephalgic migraine)」「サイレント・マイグレイン」と呼ばれています。

    初めて症状が現れた場合や、いつもと違う症状がある場合は、自己判断せず医療機関を受診しましょう。


    こんな症状は病院を受診しましょう

    前兆と思っていても、次のような症状がある場合は片頭痛以外の病気の可能性があります。

    • 初めて前兆が現れた
    • 症状が60分以上続く
    • 手足に力が入らない
    • ろれつが回らない
    • 意識障害がある
    • 突然症状が始まった

    脳卒中など重大な病気との区別が必要になるため、早めに医療機関を受診してください。

    ▶危険な頭痛について詳しくはこちら


    整体でサポートできること

    片頭痛を繰り返す方では、首や肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環などが身体の状態に影響していると考えられるケースもあります。

    当院では、一人ひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭痛を繰り返しにくい身体づくりを目指した施術を行っています。

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    まとめ

    前兆のある片頭痛は、頭痛の前に閃輝暗点やしびれなどの神経症状が現れるタイプで、「皮質拡延性抑制(CSD)」が関係していると考えられています。

    一方、前兆のない片頭痛は、視覚症状やしびれがなく、突然頭痛が始まる最も一般的なタイプです。

    どちらも片頭痛ですが、初めて前兆が現れた場合や症状が長く続く場合は、脳卒中など重大な病気の可能性もあるため、医療機関で診察を受けることが大切です。


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