子どもの片頭痛とは?
子どもの片頭痛とは?症状・原因・特徴を解説
「子どもでも片頭痛になるの?」
「大人の片頭痛とは症状が違う?」
このような疑問を持つ保護者の方は少なくありません。
片頭痛は大人だけに起こる頭痛ではなく、子どもにも起こります。
ただし、子どもの片頭痛は大人とは痛み方や症状の現れ方が異なることがあります。
頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐、光や音を嫌がるなどの症状がみられることもあります。
この記事では、子どもの片頭痛の特徴や症状、原因、受診の目安について解説します。
子どもの片頭痛とは?
子どもの片頭痛は、繰り返し起こる頭痛の一つで、吐き気や嘔吐、光や音への過敏などを伴うことがあります。
「片頭痛」という名前から「頭の片側が痛む」と考えられがちですが、子どもの片頭痛では両側に痛みを感じることも珍しくありません。
国際頭痛分類(ICHD-3)では、18歳未満の片頭痛は成人よりも両側性の痛みが多いことが示されています。
子どもの片頭痛は何歳から起こる?
片頭痛は幼児期から起こることがあります。
年齢が低いほど自分の症状をうまく説明できないため、「頭が痛い」と言わず、機嫌が悪くなったり、横になりたがったり、吐いたりすることがあります。
小学生から中学生・高校生になるにつれて、自分で頭痛の特徴を説明できるようになるため、片頭痛として気づかれることも増えていきます。
子どもの片頭痛の主な症状
子どもの片頭痛では、次のような症状がみられることがあります。
- 頭がズキズキ、ドクドクするように痛む
- 頭痛を繰り返す
- 頭の両側が痛むことがある
- 吐き気がある
- 嘔吐する
- 光を嫌がる
- 音を嫌がる
- 暗く静かな場所で休みたがる
- 動くと頭痛が悪化する
- 頭痛が治まると比較的元気になる
すべての症状が揃うわけではありません。
子どもによって症状の現れ方は異なるため、繰り返し起こる頭痛の特徴を確認することが大切です。
子どもの片頭痛は「片側」が特徴とは限らない
成人の片頭痛では片側の頭痛がよく知られていますが、子どもでは両側に痛みを感じることも多くあります。
そのため、「両側が痛いから片頭痛ではない」と考える必要はありません。
痛む場所だけで判断せず、吐き気や嘔吐、光や音への過敏など、頭痛に伴う症状も確認しましょう。
子どもの片頭痛が起こるきっかけ
片頭痛は、さまざまな要因が重なって起こることがあります。
- 睡眠不足
- 睡眠リズムの乱れ
- 空腹
- 水分不足
- 疲労
- 学校生活や勉強などによるストレス
- 急激な気温の変化
- 気圧や天候の変化
- 強い光や刺激
- 生活リズムの変化
何がきっかけになるかは子どもによって異なります。
「どんな日に頭痛が起こりやすいか」を記録しておくと、誘因を見つける手がかりになります。
朝起きられない場合は起立性調節障害にも注意
子どもの頭痛に「朝起きられない」「午前中に体調が悪い」「立ち上がるとふらつく」といった症状が伴う場合があります。
このような場合には、片頭痛だけでなく、起立性調節障害などが関係している可能性もあります。
症状が繰り返す場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
子どもの片頭痛と緊張型頭痛の違い
子どもの頭痛では、片頭痛だけでなく緊張型頭痛が原因となることもあります。
片頭痛では吐き気や嘔吐、光や音への過敏などを伴うことがある一方、緊張型頭痛では締め付けられるような痛みや首・肩の緊張を伴うことがあります。
ただし、症状が完全に分かれるわけではないため、自己判断だけで区別することはできません。
子どもの片頭痛は自然に治る?
一度だけ起こった頭痛が、睡眠不足や疲労、水分不足などの改善によって治まることはあります。
しかし、片頭痛は繰り返し起こることがあります。
「頭痛が治ったから大丈夫」と考えるのではなく、同じような頭痛が何度も起こる場合は、頭痛の記録をつけて医療機関へ相談することが大切です。
子どもの片頭痛のセルフチェック
次のような症状が繰り返しみられないか確認してみましょう。
- □ 頭痛を繰り返している
- □ 頭痛と一緒に吐き気がある
- □ 頭痛のときに吐くことがある
- □ 明るい場所を嫌がる
- □ 大きな音を嫌がる
- □ 暗く静かな場所で休みたがる
- □ 動くと頭痛が悪化する
- □ 頭痛が治ると元気になる
- □ 同じような頭痛を繰り返している
複数当てはまる場合でも、セルフチェックだけで片頭痛と診断することはできません。
頭痛の頻度や症状を記録し、必要に応じて医療機関へ相談しましょう。
子どもの片頭痛で病院を受診する目安
次のような場合は、医療機関へ相談することをおすすめします。
- 頭痛を繰り返している
- 頭痛で学校を休むことがある
- 頭痛で勉強や遊びに支障が出ている
- 吐き気や嘔吐を繰り返している
- 頭痛の頻度が増えている
- 以前より痛みが強くなっている
- 市販薬を頻繁に使用している
こんな頭痛は早急に受診しましょう
次のような症状がある場合は、片頭痛だと自己判断せず、早めに医療機関を受診してください。
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- これまで経験したことのない強い頭痛がある
- 頭痛が急激に悪化している
- 意識がもうろうとしている
- けいれんがある
- 手足の力が入りにくい
- ろれつが回らない
- 高熱を伴っている
- 嘔吐を繰り返している
- 頭を強くぶつけた後から頭痛が続いている
- 朝方の頭痛や嘔吐を繰り返している
このような場合は、整体で様子を見るのではなく、医療機関で適切な診察を受けることが大切です。
MRIで異常がないと言われた場合は?
子どもの頭痛でMRIなどの検査を行い、脳に異常がないと言われることがあります。
しかし、MRIで異常がない場合でも片頭痛は起こります。
片頭痛は、画像検査だけで診断する病気ではなく、頭痛の特徴や頻度、伴う症状などを総合的に判断します。
子どもの片頭痛に整体でできること
片頭痛そのものの診断や薬物治療は医療機関で行うことが基本です。
そのうえで、医療機関で重大な病気が否定され、片頭痛について適切な診療を受けているにもかかわらず頭痛を繰り返している場合には、身体の状態を整えることがサポートになる場合があります。
当院では、子どもの身体に合わせて無理のない施術を行い、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経のバランスなどを確認しながら、頭痛が起こりにくい身体づくりをサポートしています。
強い頭痛や急な症状の変化がある場合には、整体よりも先に医療機関への受診をおすすめします。
まとめ
子どもの片頭痛は、幼児期から起こることがあります。
大人の片頭痛とは異なり、子どもでは頭の両側が痛むこともあり、吐き気や嘔吐、光や音への過敏などを伴うことがあります。
睡眠不足、空腹、水分不足、疲労、ストレス、天候の変化などが頭痛のきっかけになることもあります。
同じような頭痛を繰り返す場合は、頭痛日記などで症状を記録し、医療機関へ相談しましょう。
突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、麻痺などがある場合は、片頭痛と自己判断せず、早急に医療機関を受診してください。
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