子どもの緊張型頭痛とは?
子どもの緊張型頭痛とは?症状・原因・対処法を解説
「子どもが頭を締め付けられるように痛がる」
「首や肩がこると頭痛を訴えるけれど、緊張型頭痛なの?」
このような疑問を持つ保護者の方は少なくありません。
緊張型頭痛は大人だけに起こる頭痛ではなく、子どもにも起こることがあります。
子どもの場合は、学校生活や勉強、ストレス、睡眠不足、長時間のゲームやスマートフォンなど、日常生活のさまざまな要因が関係することがあります。
この記事では、子どもの緊張型頭痛の特徴や原因、片頭痛との違い、受診の目安について解説します。
子どもの緊張型頭痛とは?
子どもの緊張型頭痛は、頭が締め付けられるような痛みや重だるさなどを感じる頭痛の一つです。
首や肩の筋肉の緊張、疲労、ストレス、睡眠不足などが頭痛に関係することがあります。
片頭痛のような強い吐き気や光・音への過敏を伴わないことが多いですが、子どもによって症状は異なります。
子どもの緊張型頭痛の主な症状
次のような症状がみられることがあります。
- 頭が締め付けられるように痛む
- 頭が重い感じがする
- 頭の両側が痛む
- 額や後頭部が痛む
- 首や肩がこる
- 疲れると頭痛が起こりやすい
- 長時間勉強した後に頭痛が起こる
- ゲームやスマートフォンを長時間使用した後に頭痛が起こる
痛み方や場所には個人差があります。
子どもの緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛には、複数の要因が関係することがあります。
首や肩の筋肉の緊張
首や肩の筋肉が緊張すると、頭痛につながることがあります。
長時間同じ姿勢で勉強したり、ゲームやスマートフォンを使用したりすることが、首や肩の負担につながる場合があります。
精神的なストレス
学校生活、友人関係、勉強、部活動、受験など、子どもにもさまざまなストレスがあります。
ストレスが続くと身体の緊張が強くなり、頭痛につながることがあります。
睡眠不足
睡眠不足や生活リズムの乱れも、頭痛を起こすきっかけになることがあります。
夜更かしが続いている場合は、睡眠時間や就寝時間を見直してみましょう。
子どもの緊張型頭痛と片頭痛の違い
子どもの頭痛では、緊張型頭痛と片頭痛のどちらが原因なのか分かりにくいことがあります。
| 特徴 | 緊張型頭痛 | 片頭痛 |
|---|---|---|
| 痛み方 | 締め付けられる・重い | ズキズキ・ドクドクすることがある |
| 痛む場所 | 両側に多い | 子どもでは両側の場合もある |
| 吐き気 | 通常は強くない | 伴うことがある |
| 光・音への過敏 | 強くないことが多い | 伴うことがある |
| 運動との関係 | 大きく悪化しないことが多い | 動くと悪化することがある |
ただし、症状だけで自己判断することはできません。
頭痛を繰り返す場合は、医療機関で相談することをおすすめします。
学校がある日に頭痛が起こる場合
「学校がある日に頭痛が増える」「休日になると頭痛が減る」という場合には、学校生活に関連したストレスや疲労、睡眠リズムなどが関係している可能性があります。
ただし、学校が原因だと決めつけるのではなく、睡眠、食事、水分、運動量なども含めて確認することが大切です。
ゲームやスマートフォンと子どもの頭痛
ゲームやスマートフォンを長時間使用すると、目の疲れや首・肩の筋肉の緊張につながることがあります。
また、夜遅くまで使用することで睡眠不足になれば、頭痛のきっかけになる可能性もあります。
長時間続けるのではなく、適度に休憩を入れ、睡眠時間を確保するようにしましょう。
子どもの緊張型頭痛のセルフケア
緊張型頭痛が疑われる場合は、次のようなセルフケアを取り入れてみましょう。
- 十分な睡眠をとる
- こまめに水分を補給する
- 食事を抜かない
- 長時間のゲームやスマートフォンを避ける
- 勉強の合間に休憩する
- 軽く身体を動かす
- 首や肩を無理のない範囲で動かす
- ストレスや疲れをため込まない
生活習慣を整えることで、頭痛が起こる頻度が減ることがあります。
朝起きられない場合は起立性調節障害にも注意
頭痛に加えて、「朝起きられない」「午前中に体調が悪い」「立ち上がるとふらつく」といった症状がある場合には、起立性調節障害が関係している可能性もあります。
症状が繰り返す場合は、緊張型頭痛だけと判断せず、医療機関へ相談しましょう。
子どもの緊張型頭痛は自然に治る?
疲労や睡眠不足などが一時的な原因となっている場合は、休息によって頭痛が治まることがあります。
しかし、同じような頭痛を繰り返している場合は、原因となっている生活習慣やストレス、身体の緊張などを見直す必要があります。
「成長すれば自然に治る」と考えて放置せず、頭痛の頻度や日常生活への影響を確認しましょう。
子どもの緊張型頭痛で病院を受診する目安
次のような場合は、医療機関へ相談することをおすすめします。
- 頭痛を何度も繰り返している
- 頭痛の頻度が増えている
- 頭痛で学校を休むことがある
- 頭痛で勉強や遊びに支障が出ている
- 頭痛と一緒に吐き気や嘔吐がある
- 以前より痛みが強くなっている
- 市販薬を頻繁に使用している
こんな頭痛は早急に受診しましょう
次のような症状がある場合は、緊張型頭痛だと自己判断せず、早めに医療機関を受診してください。
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- これまで経験したことのない強い頭痛がある
- 頭痛が急激に悪化している
- 意識がもうろうとしている
- けいれんがある
- 手足の力が入りにくい
- ろれつが回らない
- 高熱を伴っている
- 嘔吐を繰り返している
- 頭を強くぶつけた後から頭痛が続いている
- 朝方の頭痛や嘔吐を繰り返している
このような場合は、整体で様子を見るのではなく、医療機関で適切な診察を受けることが大切です。
MRIで異常がないと言われた場合は?
子どもの頭痛でMRIなどの検査を行い、脳に異常がないと言われることがあります。
しかし、MRIで異常がない場合でも、緊張型頭痛や片頭痛などの頭痛が起こることはあります。
検査結果だけではなく、頭痛の症状や頻度、生活との関係などを確認することが大切です。
子どもの緊張型頭痛に整体でできること
医療機関で重大な病気が否定され、緊張型頭痛について適切な診療を受けているにもかかわらず、頭痛を繰り返している場合には、身体の状態を整えることがサポートになる場合があります。
当院では、子どもの身体に合わせて無理のない施術を行い、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経のバランスなどを確認しながら、頭痛が起こりにくい身体づくりをサポートしています。
強い頭痛や急な症状の変化がある場合には、整体よりも先に医療機関への受診をおすすめします。
まとめ
子どもの緊張型頭痛は、頭が締め付けられるような痛みや重だるさなどが特徴の頭痛です。
首や肩の筋肉の緊張、疲労、睡眠不足、ストレス、長時間のゲームやスマートフォンの使用などが関係することがあります。
片頭痛とは症状が異なることがありますが、子どもの頭痛は症状が重なることもあるため、自己判断だけで区別することはできません。
頭痛を繰り返している場合や、学校生活に支障が出ている場合は、医療機関へ相談しましょう。
突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、麻痺、繰り返す嘔吐などがある場合は、緊張型頭痛と決めつけず、早急に医療機関を受診してください。
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