子どもの頭痛が起きたときの対処法
子どもの頭痛が起きたときの対処法|家庭でできることと受診の目安
「子どもが急に頭が痛いと言い出した」
「頭痛が起きたとき、家で何をしてあげればいい?」
「頭痛薬を飲ませたほうがいい?」
このように、子どもの頭痛が起きたときの対処法が分からず、困っている保護者の方も多いのではないでしょうか。
子どもの頭痛が起きたときは、まず静かで落ち着ける場所で休ませ、水分をとらせ、光や音など頭痛を悪化させる刺激をできるだけ減らすことが基本です。
特に片頭痛では、暗く静かな部屋で横になって休むことで症状が楽になることがあります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))
一方で、すべての頭痛が片頭痛とは限りません。
子どもの頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、感染症に伴う頭痛、睡眠不足や脱水などさまざまな原因があります。
そのため、頭痛の症状や頻度を確認しながら、必要に応じて医療機関へ相談することが大切です。
この記事では、子どもの頭痛が起きたときに家庭でできる対処法、頭痛薬を使う場合の注意点、避けたい行動、病院を受診する目安について解説します。
子どもの頭痛が起きたら、まずどうする?
子どもが頭痛を訴えたら、まず無理に活動を続けさせず、落ち着いて休ませましょう。
特に片頭痛では、光や音などの刺激によって症状がつらくなることがあります。
まずは、
- 静かな場所で休ませる
- 必要に応じて照明を暗くする
- テレビやスマートフォンを一旦やめる
- 水分をとらせる
- 食事を抜いていないか確認する
- 無理に学校や遊びを続けさせない
などから始めましょう。
子どもの片頭痛では、暗く静かな場所で休むことや、水分・食事・睡眠を整えることが基本的な対策になります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))
① 静かな場所で休ませる
頭痛が強いときは、無理に活動を続けさせず、横になって休ませましょう。
特に片頭痛では、身体を動かすことで痛みが悪化することがあります。
静かな部屋で横になり、しばらく休ませるだけでも症状が落ち着くことがあります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))
眠れるようであれば、無理に起こさず休ませてもよいでしょう。
ただし、呼びかけても反応が悪い、意識がおかしい、いつもと明らかに様子が違う場合は、単なる頭痛とは考えず、早めに医療機関へ相談してください。
② 光や音を避ける
頭痛が起きているときは、テレビやスマートフォン、ゲームなどの画面を一旦やめましょう。
部屋の照明がまぶしい場合は少し暗くし、できるだけ静かな環境を作ります。
片頭痛では、光や音をつらく感じることがあります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))
「頭が痛いのにゲームを続ける」「テレビを見ながら我慢する」といった状態は避け、まず休ませることを優先しましょう。
③ 水分をとる
水分不足は子どもの頭痛の誘因になることがあります。
特に、
- 暑い日
- 運動をした後
- 汗をたくさんかいたとき
- 朝から水分をあまりとっていない
- 嘔吐や下痢がある
場合は、水分不足が頭痛に関係していないか確認しましょう。
一度に大量に飲ませるのではなく、吐き気がなければ少しずつ水分をとらせます。
ただし、何度も吐いて水分がとれない場合や、ぐったりしている場合は医療機関への相談が必要です。
④ 食事を抜いていないか確認する
空腹や食事を抜くことも、子どもの頭痛の誘因になることがあります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Headaches_in_children_and_teenagers/?utm_source=chatgpt.com))
例えば、
- 朝食を食べていない
- 給食をあまり食べていない
- 部活動で夕食が遅くなった
- ダイエットなどで食事量を減らしている
などがないか確認してみましょう。
頭痛があるからといって無理に食べさせる必要はありませんが、吐き気がなければ消化のよいものを少量から食べるのも一つの方法です。
⑤ 首や肩がつらい場合は軽く休ませる
頭痛と一緒に首や肩が重い、張っているという場合もあります。
長時間の勉強や読書、スマートフォンなどで首や肩の筋肉が緊張している場合には、作業をやめて休憩しましょう。
痛くない範囲で肩をゆっくり回したり、首を軽く動かしたりすることもできます。
ただし、子どもの首を強く押したり、無理にひねったりすることは避けてください。
首の強い痛みやこわばりがある場合は、無理にストレッチせず、医療機関への相談を優先しましょう。
⑥ 冷やす?温める?
子どもの頭痛では、「冷やしたほうがいいの?」「温めたほうがいいの?」と迷うことがあります。
どちらが必ず正しいというわけではなく、頭痛のタイプや本人が楽に感じる方法によって異なります。
片頭痛では、冷たいタオルなどを額に当てることで楽になる子どももいます。
一方、首や肩の筋肉が張っている場合には、温めることで筋肉の緊張が和らぎ、楽になることがあります。
ただし、温めたり冷やしたりすることはあくまで症状を和らげるための方法です。
強い頭痛や繰り返す頭痛の原因そのものを治すものではありません。
⑦ 頭痛薬を使う場合はどうする?
子どもの頭痛では、必要に応じて鎮痛薬が使用されることがあります。
ただし、年齢や体重によって使用できる薬や量が異なるため、自己判断で大人用の頭痛薬を飲ませるのは避けてください。
子どもの片頭痛では、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどが使用されることがありますが、年齢や体重、持病、ほかに飲んでいる薬などによって適切な使用方法が異なります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))
市販薬を使用する場合も、必ず商品の年齢制限・用法用量を確認しましょう。
初めて強い頭痛が起こった場合や、頭痛を繰り返している場合は、薬で症状を抑え続けるのではなく、医療機関へ相談することも大切です。
子どもに頭痛薬を何度も飲ませても大丈夫?
頭痛薬を頻繁に使用すると、薬の種類や使用頻度によっては薬物乱用頭痛につながることがあります。
特に、頭痛が頻繁に起こる子どもが毎回薬で対処している場合は注意が必要です。
「薬を飲めば一時的に楽になるけれど、また頭痛が起こる」という状態を繰り返している場合は、頭痛そのものの治療について医療機関へ相談しましょう。
頭痛が起きたときに記録しておくとよいこと
子どもの頭痛が繰り返している場合は、頭痛日記をつけておくと役立ちます。
例えば、次の項目を記録しましょう。
- 頭痛が始まった時間
- 頭痛が続いた時間
- 痛みの強さ
- 痛む場所
- ズキズキするか、締め付けるような痛みか
- 吐き気や嘔吐の有無
- 光や音を嫌がるか
- めまいの有無
- 首や肩の痛み
- その日の睡眠時間
- 食事を抜いていないか
- 水分を十分にとっていたか
- 勉強やゲーム、スマホの使用時間
- 運動や部活動
- 天気や気圧の変化
- ストレスや学校での出来事
- 使用した薬
- 薬を飲んだ後にどうなったか
こうした記録があると、頭痛が起こるパターンや誘因を把握しやすくなります。医療機関を受診する際にも役立ちます。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Headaches_in_children_and_teenagers/?utm_source=chatgpt.com))
子どもの頭痛でやってはいけないこと
頭痛が起きたときは、次のような対応は避けましょう。
① 無理に学校や運動を続けさせる
頭痛が強いときに無理をすると、症状が悪化することがあります。
まずは休ませ、症状が落ち着いてから活動を再開しましょう。
② 頭痛を我慢させ続ける
「少しくらい我慢しなさい」と無理をさせるのではなく、症状を確認して休ませることが大切です。
③ 大人用の薬を自己判断で飲ませる
子どもは年齢や体重によって薬の使用方法が異なります。
大人用の薬をそのまま飲ませることは避けましょう。
④ 頭や首を強く揉む
痛みがあるからといって、頭や首を強く押したり揉んだりする必要はありません。
特に首を強くひねるような施術は避けてください。
⑤ 頭痛が繰り返しているのに薬だけで済ませる
頭痛が頻繁に起こる場合は、原因や頭痛のタイプを確認することが大切です。
薬を繰り返し使用するだけではなく、医療機関への相談を検討しましょう。
子どもの頭痛で病院を受診する目安
頭痛が一度だけで、休むとすぐに改善する場合は、まず自宅で様子を見ることもできます。
しかし、次のような場合は医療機関へ相談しましょう。
- 頭痛を何度も繰り返している
- 頭痛の頻度が増えている
- 以前より痛みが強くなっている
- 頭痛で学校を休むことが増えた
- 頭痛で勉強や遊びに支障が出ている
- 吐き気や嘔吐を繰り返している
- めまいやふらつきを伴う
- 視覚症状を伴う
- 首の痛みが強い
- 頭痛薬を頻繁に使用している
子どもの頭痛が頻繁になったり、学校生活などに支障が出たりしている場合には、医療機関での評価がすすめられています。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Headaches_in_children_and_teenagers/?utm_source=chatgpt.com))
こんな頭痛はすぐに医療機関へ
次のような症状がある場合は、「いつもの頭痛」と考えず、早めに医療機関へ相談してください。
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- これまで経験したことのない激しい頭痛がある
- 頭痛が急速に悪化している
- 高熱を伴っている
- 首が強くこわばっている
- 意識がもうろうとしている
- けいれんがある
- 手足の力が入りにくい
- ろれつが回らない
- 歩き方がおかしい
- 繰り返し嘔吐している
- 急な視力低下や視野異常がある
- 頭を強くぶつけた後に頭痛が続いている
小児の頭痛では、突然の激しい頭痛、進行性の悪化、発熱や強い首のこわばり、神経症状、頭部外傷後の頭痛などは注意すべきサインです。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/headache/?utm_source=chatgpt.com))
このような場合は、自宅で様子を見続けず、医療機関へ相談してください。
子どもの頭痛は何科を受診する?
頭痛を繰り返している場合は、まず小児科などの医療機関へ相談するとよいでしょう。
症状によっては、小児神経科などの専門的な診療につながる場合もあります。
また、目の疲れや視力の変化が強い場合は眼科、めまいや朝起きられないなどの症状がある場合は、起立性調節障害なども含めて医師に相談することが大切です。
子どもの頭痛が起きたときの対処法まとめ
| 対処法 | ポイント |
|---|---|
| 休む | 静かな場所で無理せず休ませる |
| 光・音を避ける | 照明やテレビ・ゲームなどの刺激を減らす |
| 水分 | 少しずつこまめに飲ませる |
| 食事 | 食事を抜いていないか確認する |
| 目を休める | スマホ・タブレット・ゲームを一旦中止する |
| 首・肩 | 無理に動かさず、痛くない範囲で軽く休ませる |
| 冷やす・温める | 本人が楽になる方法を選ぶ |
| 薬 | 年齢・体重・用法用量を確認して使用する |
| 記録 | 頭痛の時間・症状・誘因・薬の使用を記録する |
まとめ
子どもの頭痛が起きたときは、まず静かな場所で休ませ、水分をとり、光や音などの刺激を減らすことが基本です。
特に片頭痛では、暗く静かな場所で休むことで症状が楽になることがあります。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))
また、睡眠不足、空腹、水分不足、疲労、ストレスなどが頭痛の誘因になることもあるため、頭痛が起きたときだけでなく、普段の生活習慣を整えることも大切です。
頭痛薬を使用する場合は、子どもの年齢や体重に合った薬を適切に使用し、大人用の薬を自己判断で飲ませないようにしましょう。
頭痛を繰り返している場合や、頭痛薬を頻繁に使用している場合は、薬だけで対処し続けず、小児科などの医療機関へ相談することをおすすめします。
また、突然の激しい頭痛、高熱と強い首のこわばり、意識障害、けいれん、手足の麻痺、歩行障害、繰り返す嘔吐、急な視力・視野の異常などがある場合は、単なる頭痛と考えず、早めに医療機関で診察を受けてください。
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なお、頭痛が頻繁・強い場合や、吐き気・嘔吐、視覚症状、めまいなどを伴う場合は、まず小児科などの医療機関へ相談することをおすすめします。
また、突然の激しい頭痛、高熱と強い首のこわばり、意識障害、けいれん、麻痺、歩行障害などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。
子どもの頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



