子どもの頭痛で吐き気や嘔吐があるときは?
子どもの頭痛で吐き気や嘔吐があるときは?片頭痛との関係と受診の目安
「子どもが頭痛を訴えたあとに吐いたけれど、大丈夫?」
「吐き気がある場合は片頭痛なの?」
このような不安を感じる保護者の方は少なくありません。
子どもの頭痛では、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
特に片頭痛では、頭痛と一緒に吐き気や嘔吐が起こることがあります。
一方で、感染症や頭部外傷など、別の原因によって頭痛と嘔吐が起こることもあります。
そのため、「吐いたから片頭痛」「吐いたから危険」と単純に判断するのではなく、頭痛の起こり方や嘔吐の状態、ほかの症状を確認することが大切です。
この記事では、子どもの頭痛で吐き気や嘔吐がある場合に考えられる原因や、受診の目安について解説します。
子どもの頭痛で吐き気や嘔吐があるのはなぜ?
子どもの頭痛に吐き気や嘔吐が伴う場合、片頭痛などの一次性頭痛が関係していることがあります。
特に片頭痛では、頭痛と一緒に吐き気や嘔吐、光や音を嫌がるなどの症状がみられることがあります。[oai_citation:1‡Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/headache/?utm_source=chatgpt.com)
ただし、頭痛と嘔吐の組み合わせは、感染症や頭部外傷、頭蓋内圧の上昇など、別の原因でも起こることがあります。
そのため、嘔吐の有無だけでは判断できません。
子どもの片頭痛では吐き気や嘔吐が起こることがある
子どもの片頭痛では、頭痛に伴って吐き気や嘔吐が起こることがあります。
また、明るい場所を嫌がったり、大きな音を嫌がったり、暗く静かな場所で休みたがることもあります。
頭痛が治まると、比較的普段どおりに戻る子もいます。
ただし、これらの症状があるからといって、必ず片頭痛とは限りません。
「頭痛+嘔吐」だけで危険な頭痛とは限らない
頭痛と嘔吐が一緒に起こると、「脳の病気ではないか」と心配になるかもしれません。
しかし、片頭痛でも吐き気や嘔吐はよくみられる症状の一つです。
そのため、「頭痛と一緒に吐いた=危険な病気」ではありません。
一方で、いつもと違う頭痛、急激に悪化する頭痛、意識や神経の異常を伴う場合には注意が必要です。
こんな「頭痛+嘔吐」は注意しましょう
次のような場合は、単なる片頭痛と自己判断せず、医療機関へ相談してください。
- これまでにない強い頭痛と嘔吐がある
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- 嘔吐を何度も繰り返している
- 朝方の頭痛と嘔吐を繰り返している
- 頭痛が日を追うごとに悪化している
- 頭痛の頻度が急に増えている
- 意識がもうろうとしている
- けいれんがある
- 手足の力が入りにくい
- ろれつが回らない
- 歩き方がおかしい、強いふらつきがある
- 高熱や強い首の痛みを伴っている
- 頭を強くぶつけた後から頭痛や嘔吐が続いている
小児の頭痛では、原因のはっきりしない嘔吐、朝方の頭痛、進行性の悪化、神経症状などが注意すべき所見とされています。[oai_citation:2‡Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/headache/?utm_source=chatgpt.com)
朝方の頭痛と嘔吐を繰り返す場合
「朝起きたときに頭が痛い」「朝方に吐く」という症状を繰り返している場合は、注意が必要です。
朝の頭痛や嘔吐は、睡眠不足や片頭痛などでも起こるため、必ず重大な病気があるという意味ではありません。
しかし、朝方の頭痛や嘔吐を繰り返したり、症状が徐々に悪化したりしている場合には、医療機関で診察を受けることをおすすめします。[oai_citation:3‡Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/headache/?utm_source=chatgpt.com)
発熱を伴う場合は感染症にも注意
頭痛と吐き気・嘔吐に加えて、高熱や強い首の痛み、意識の変化などがある場合は、感染症などが関係している可能性があります。
特に、ぐったりしている、反応がおかしい、けいれんがあるなどの場合は、早急な診察が必要です。
「風邪だから頭が痛い」と自己判断せず、全身状態を確認しましょう。
頭をぶつけた後に吐いた場合
転倒やスポーツなどで頭を強くぶつけた後に、頭痛や嘔吐がある場合は注意が必要です。
特に、嘔吐を繰り返す、強い頭痛が続く、眠りがちになる、意識や行動がおかしい、手足の力が入りにくいなどの症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。[oai_citation:4‡Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/head_injury_guideline/?utm_source=chatgpt.com)
頭をぶつけた後の症状は、時間が経ってから悪化することもあるため、「一度吐いただけだから大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
吐き気や嘔吐があるときの家庭での対応
強い症状や危険なサインがない場合は、まず無理をさせず、静かな環境で休ませましょう。
- 横になって安静にする
- 光や音などの刺激を減らす
- 吐き気が落ち着いたら少量ずつ水分をとる
- 無理に食事をさせない
- 症状が落ち着くまで激しい運動を避ける
嘔吐が続く場合は脱水にも注意が必要です。
水分を飲んでもすぐに吐いてしまう、尿が少ない、ぐったりしているなどの場合は、医療機関へ相談しましょう。[oai_citation:5‡Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/Vomiting/?utm_source=chatgpt.com)
頭痛と吐き気の関係を記録しておきましょう
頭痛と吐き気・嘔吐を繰り返している場合は、症状を記録しておくと原因を考える手がかりになります。
- 頭痛が始まった時間
- 吐き気が始まった時間
- 嘔吐した回数
- 頭痛が始まってから吐いたのか
- 頭痛と嘔吐が同時に起こったのか
- 痛む場所
- 痛みの強さ
- 光や音を嫌がったか
- 睡眠時間
- 食事や水分の状況
- 学校や部活動の状況
- 天候や気圧
- 発熱や首の痛みの有無
このような記録は、医療機関を受診する際にも役立ちます。
子どもの片頭痛と危険な頭痛の見分け方
| 特徴 | 片頭痛でみられること | 注意が必要な特徴 |
|---|---|---|
| 頭痛 | 繰り返し同じような発作が起こる | 突然の激しい頭痛、急激な悪化 |
| 吐き気・嘔吐 | 伴うことがある | 原因不明の嘔吐を繰り返す |
| 光・音 | 嫌がることがある | 強い症状に加えて意識などにも異常がある |
| 発熱 | 通常は伴わない | 高熱や強い首の痛みを伴う |
| 意識 | 通常は保たれる | 意識がもうろうとする、反応が悪い |
| 神経症状 | 通常はない | 麻痺、ろれつ障害、けいれん、強いふらつきなど |
| 頭部外傷 | 関係しない | 頭を強くぶつけた後に発症 |
これはあくまで目安です。
症状だけで片頭痛と危険な頭痛を確実に区別することはできません。
子どもの頭痛と吐き気・嘔吐で病院を受診する目安
次のような場合は、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
- 頭痛を何度も繰り返している
- 頭痛と吐き気・嘔吐を繰り返している
- 頭痛の頻度が増えている
- 頭痛が以前より強くなっている
- 頭痛で学校を休むことが増えている
- 頭痛や吐き気で日常生活に支障が出ている
- 朝方の頭痛や嘔吐を繰り返している
- これまでとは違う頭痛が起こった
子どもの頭痛が強く、繰り返したり学校生活などに影響したりする場合は、医療機関で相談することがすすめられています。[oai_citation:6‡Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Headaches_in_children_and_teenagers/?utm_source=chatgpt.com)
子どもの頭痛でセルフチェックするときのポイント
「吐き気があるから片頭痛」と決めつけるのではなく、次の点を確認してみましょう。
- □ 以前にも同じような頭痛があった
- □ 頭痛が治まると普段どおりになる
- □ 吐き気や嘔吐を伴うことがある
- □ 光や音を嫌がる
- □ 頭痛を繰り返している
- □ 睡眠不足や疲労の後に起こりやすい
- □ 天気が悪い日に起こりやすい
一方で、次の項目がある場合は注意しましょう。
- □ 突然、非常に強い頭痛が起こった
- □ 頭痛がどんどん悪化している
- □ 意識や行動がおかしい
- □ けいれんがある
- □ 手足が動かしにくい
- □ ろれつが回らない
- □ 高熱や強い首の痛みがある
- □ 頭を強くぶつけた後に症状が出た
後半の項目に当てはまる場合は、セルフチェックで様子を見ず、医療機関へ相談してください。
子どもの頭痛と吐き気・嘔吐に整体でできること
頭痛と吐き気・嘔吐がある場合、まずは原因を確認することが大切です。
特に、突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、高熱、頭部外傷後の症状などがある場合は、整体よりも先に医療機関で診察を受けてください。
医療機関で重大な病気が否定され、片頭痛や緊張型頭痛などについて適切な診療を受けているにもかかわらず、頭痛を繰り返している場合には、身体の状態を整えることがサポートになる場合があります。
当院では、子どもの身体に合わせて無理のない施術を行い、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経のバランスなどを確認しながら、頭痛が起こりにくい身体づくりをサポートしています。
まとめ
子どもの頭痛では、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
特に片頭痛では、頭痛と一緒に吐き気や嘔吐、光や音への過敏などが起こることがあります。
一方で、頭痛と嘔吐の組み合わせは、感染症や頭部外傷などでも起こるため、「吐いたから片頭痛」と決めつけることはできません。
突然の激しい頭痛、繰り返す嘔吐、意識障害、けいれん、手足の麻痺、高熱や強い首の痛み、頭部外傷後の頭痛などがある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
頭痛と吐き気・嘔吐を繰り返している場合は、症状や発生した時間、嘔吐の回数、睡眠や食事などを記録しておくと、診察時にも役立ちます。
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頭痛専門整体Cielでは、子どもの身体に合わせて無理のない範囲で状態を確認し、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経のバランスなどを総合的にみながら、頭痛が起こりにくい身体づくりをサポートしています。
なお、突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、高熱、頭部外傷後の頭痛や嘔吐などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。
子どもの頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



