子どもの頭痛で朝だけ痛くなる理由

    子どもの頭痛で朝だけ痛くなる理由|原因と受診の目安を解説

    「子どもが朝になると頭が痛いと言う」

    「学校がある日の朝だけ頭痛を訴えるのはなぜ?」

    「朝の頭痛は危険な病気のサインではない?」

    このような不安を感じる保護者の方は少なくありません。

    子どもの頭痛が朝に起こる場合、睡眠不足や生活リズムの乱れ、水分不足、朝食を抜いていること、片頭痛、起立性調節障害など、さまざまな原因が考えられます。

    一方で、朝方の頭痛や嘔吐を繰り返したり、頭痛が徐々に悪化したりする場合には、医療機関で詳しく確認したほうがよいケースもあります。

    この記事では、子どもの頭痛が朝だけ起こる主な原因と、受診を考える目安について解説します。


    子どもの頭痛が朝だけ起こる主な原因

    子どもの朝の頭痛には、睡眠不足、睡眠リズムの乱れ、水分不足、朝食抜き、片頭痛、起立性調節障害などが関係することがあります。

    朝の頭痛だけで重大な病気があるとは限りません。

    まずは「どのような日に朝の頭痛が起こるのか」「頭痛以外にどんな症状があるのか」を確認してみましょう。


    ① 睡眠不足や睡眠リズムの乱れ

    子どもの朝の頭痛でまず確認したいのが睡眠です。

    夜更かしが続いていたり、睡眠時間が十分に取れていなかったりすると、疲労が蓄積して頭痛が起こることがあります。

    また、休日に遅くまで寝て、学校がある日は早起きするなど、曜日によって睡眠リズムが大きく変わることも頭痛のきっかけになる場合があります。

    まずは、できるだけ毎日同じような時間に寝起きすることを意識しましょう。


    ② 寝ている間の水分不足

    人は睡眠中にも汗などによって水分を失います。

    寝る前から水分が不足していたり、朝起きてから水分を取らなかったりすると、脱水が頭痛のきっかけになることがあります。

    特に暑い季節や、運動量が多い子どもは水分不足にならないよう注意しましょう。

    朝起きたときに口が乾いている、尿の量が少ないなどがないかも確認してみましょう。


    ③ 朝食を抜いている

    朝食を食べずに学校へ行く習慣がある場合、空腹や食事間隔の長さが頭痛のきっかけになることがあります。

    特に「朝食を食べない日だけ頭痛がする」という場合は、食事との関係を記録してみましょう。

    朝食を取る時間がない場合でも、無理のない範囲で何か食べられるように準備しておくことが大切です。


    ④ 片頭痛による朝の頭痛

    片頭痛は、朝に起こることもあります。

    子どもの片頭痛では、頭痛と一緒に吐き気や嘔吐、光や音を嫌がる、動くとつらくなるなどの症状がみられることがあります。

    「朝起きたら頭が痛くて、暗い部屋で横になりたがる」「頭痛と一緒に吐き気がある」といった場合には、片頭痛が関係している可能性もあります。

    ただし、朝の頭痛だけで片頭痛と判断することはできません。

    ▶片頭痛について詳しくはこちら

    ▶子どもの片頭痛とは?


    ⑤ 起立性調節障害による朝の頭痛

    子どもの朝の頭痛では、起立性調節障害が関係している場合もあります。

    特に次のような症状が一緒にみられる場合は、一度確認してみましょう。

    • 朝なかなか起きられない
    • 午前中に体調が悪い
    • 起き上がるとふらつく
    • 立ち上がると目の前が暗くなる
    • 長時間立っていると気分が悪くなる
    • 朝に頭痛が起こりやすい
    • 疲れやすい
    • 食欲がない

    これらの症状だけで起立性調節障害と判断することはできませんが、繰り返している場合は小児科などの医療機関へ相談しましょう。

    ▶起立性調節障害について詳しくはこちら


    ⑥ 学校へのストレスや緊張

    「学校がある日の朝だけ頭が痛い」という場合は、学校生活に関連したストレスや緊張が関係している可能性もあります。

    勉強、友人関係、部活動、行事など、子どもにもさまざまなストレスがあります。

    ただし、朝の頭痛を「学校に行きたくないから」と決めつけるのは避けましょう。

    本当に頭痛が起こっている可能性もあるため、睡眠や食事、水分などの身体的な要因も含めて確認することが大切です。


    ⑦ 首や肩の筋肉の緊張

    首や肩の筋肉の緊張が頭痛に関係することもあります。

    前日の長時間の勉強やゲーム、疲労などによって首や肩に負担がかかり、翌朝に頭痛を感じる場合があります。

    朝起きたときに首や肩の張りを伴う場合は、身体の緊張も確認してみましょう。

    ▶緊張型頭痛について詳しくはこちら

    ▶子どもの緊張型頭痛とは?


    「朝だけ頭痛がする=危険な病気」ではない

    朝に頭痛が起こると、「脳腫瘍などの重大な病気では?」と心配になる方もいるかもしれません。

    しかし、朝の頭痛だけで重大な病気があると判断することはできません。

    睡眠不足、生活リズムの乱れ、片頭痛、脱水など、比較的よくある原因でも朝に頭痛が起こることがあります。

    一方で、朝方の頭痛や嘔吐を繰り返す、頭痛が徐々に悪化する、神経症状を伴うなどの場合には注意が必要です。


    朝の頭痛で注意したい症状

    次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

    • 朝方の頭痛や嘔吐を何度も繰り返している
    • 頭痛が日に日に強くなっている
    • 頭痛の頻度が急に増えた
    • これまでとは違う頭痛が起こった
    • 突然、非常に強い頭痛が起こった
    • 意識がもうろうとしている
    • けいれんがある
    • 手足の力が入りにくい
    • ろれつが回らない
    • 歩き方がおかしい、強いふらつきがある
    • 視力や視野に急な変化がある
    • 高熱や強い首の痛みを伴っている
    • 頭を強くぶつけた後から頭痛が続いている

    小児の頭痛では、進行性の悪化、朝方の頭痛・嘔吐、神経症状などは注意すべき所見とされています。([rch.org.au](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/headache/?utm_source=chatgpt.com))


    朝の頭痛と嘔吐がある場合

    朝の頭痛と一緒に吐き気や嘔吐がある場合は、片頭痛でも起こることがあります。

    特に、以前から同じような頭痛発作を繰り返しており、頭痛が治まると普段どおりに戻る場合は、片頭痛などが考えられることがあります。

    一方で、朝方の頭痛と嘔吐が繰り返し起こる、症状が徐々に悪化するなどの場合には、医療機関で診察を受けることをおすすめします。

    ▶子どもの頭痛で吐き気や嘔吐があるときは?


    朝の頭痛とめまいがある場合

    朝の頭痛に加えて、起き上がったときのふらつきやめまいがある場合には、起立性調節障害などが関係している可能性があります。

    特に「朝起きられない」「立ち上がるとふらつく」「午前中に症状が強い」という特徴がある場合は、医療機関へ相談しましょう。

    ▶子どもの頭痛でめまいを伴う原因


    朝の頭痛を改善するためにできること

    危険な症状がなく、生活習慣との関係が考えられる場合は、次のような点を見直してみましょう。

    • 毎日できるだけ同じ時間に寝起きする
    • 十分な睡眠時間を確保する
    • 起床後に水分をとる
    • 朝食を抜かない
    • 夜更かしを避ける
    • 寝る前のゲームやスマートフォンの使用時間を見直す
    • 日中に適度に身体を動かす
    • 疲労やストレスをため込まない

    生活習慣を整えることは、子どもの頭痛対策の基本になります。


    朝の頭痛を記録してみよう

    朝の頭痛が続く場合は、「いつ起こるのか」を記録してみましょう。

    • 頭痛が始まった時間
    • 起床前から痛かったか
    • 起きてから痛くなったか
    • 頭痛の強さ
    • 吐き気・嘔吐の有無
    • めまい・ふらつきの有無
    • 前日の睡眠時間
    • 就寝時間・起床時間
    • 朝食を食べたか
    • 起床後の水分摂取
    • 学校がある日か休日か
    • 前日の運動や部活動
    • 前日のゲームやスマートフォンの使用時間

    記録を続けることで、睡眠不足や学校生活、食事、天候などとの関係が見つかることがあります。


    子どもの朝の頭痛にMRI検査は必要?

    朝に頭痛があるからといって、すべての子どもにMRI検査が必要になるわけではありません。

    医療機関では、頭痛の経過や症状、神経学的な診察などを確認し、必要に応じて画像検査を検討します。

    一方で、頭痛が徐々に悪化している、神経症状がある、意識や歩行に異常がある、朝方の頭痛や嘔吐を繰り返しているなどの場合は、医療機関で詳しく評価してもらうことが大切です。

    ▶MRIで異常なしと言われた頭痛について詳しくはこちら


    子どもの朝の頭痛に整体でできること

    朝の頭痛がある場合は、まず原因を確認することが大切です。

    突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、麻痺、歩行障害、高熱、頭部外傷後の症状などがある場合は、整体よりも先に医療機関を受診してください。

    医療機関で重大な病気が否定され、片頭痛や緊張型頭痛などについて適切な診療を受けているにもかかわらず、頭痛を繰り返している場合には、身体の状態を整えることがサポートになる場合があります。

    当院では、子どもの身体に合わせて無理のない施術を行い、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経のバランスなどを確認しながら、頭痛が起こりにくい身体づくりをサポートしています。

    ▶整体で頭痛は改善する?詳しくはこちら

    ▶頭痛専門整体Cielの施術について


    まとめ

    子どもの頭痛が朝だけ起こる場合、睡眠不足や生活リズムの乱れ、水分不足、朝食抜き、片頭痛、起立性調節障害、ストレスなど、さまざまな原因が考えられます。

    「朝に頭痛がする」というだけで、重大な病気があるとは限りません。

    ただし、朝方の頭痛や嘔吐を繰り返している、頭痛が徐々に悪化している、突然非常に強い頭痛が起こった、意識障害やけいれん、麻痺、歩行障害などを伴っている場合は、早めに医療機関へ相談してください。

    朝の頭痛が続く場合は、睡眠時間、起床時間、朝食、水分、学校がある日かどうかなどを記録しておくと、原因を考える手がかりになります。


    関連記事


    🕊️頭痛専門整体Ciel

    「子どもが朝になると頭痛を訴える」「朝の頭痛が何度も続いていて心配」とお悩みではありませんか?

    頭痛専門整体Cielでは、子どもの身体に合わせて無理のない範囲で状態を確認し、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経のバランスなどを総合的にみながら、頭痛が起こりにくい身体づくりをサポートしています。

    なお、突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、麻痺、歩行障害、高熱、頭部外傷後の症状などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。

    子どもの頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

    ▶頭痛専門整体Cielの施術について詳しくはこちら