子どもの頭痛は温める?冷やす?

    子どもの頭痛は温める?冷やす?|頭痛のタイプ別に対処法を解説

    「子どもが頭痛を訴えたときは、冷やしたほうがいい?」

    「首や肩も痛い場合は温めるべき?」

    「頭痛のときにお風呂に入っても大丈夫?」

    このように、子どもの頭痛が起きたときに「温めるのか、冷やすのか」で迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。

    子どもの頭痛では、頭痛そのものには冷やすことで楽になる場合があり、首や肩の筋肉の緊張が強い場合には温めることで楽になることがあります。

    実際にRoyal Children’s Hospitalでは、子どもの片頭痛に対して冷却材を使用し、首の緊張に対して温熱を使用する方法を紹介しています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))

    ただし、すべての子どもの頭痛に「冷やす」「温める」が当てはまるわけではありません。

    頭痛のタイプや一緒に出ている症状を確認しながら、子ども本人が楽になる方法を選ぶことが大切です。

    この記事では、子どもの頭痛は冷やすのか温めるのか、片頭痛や緊張型頭痛との違い、冷やす・温める方法、注意点、病院を受診する目安について解説します。


    子どもの頭痛は温める?冷やす?

    頭痛そのものには「冷やす」、首や肩の筋肉の緊張には「温める」と考えると分かりやすいでしょう。

    症状試しやすい方法
    頭がズキズキする冷やす
    頭が熱く感じる・ほてる冷やす
    光や音がつらい冷やす+暗く静かな場所で休む
    首や肩が重い・張る温める
    首や肩の筋肉が緊張している温める
    どちらが楽か分からない無理に行わず、休むことを優先

    ただし、これはあくまで目安です。

    例えば片頭痛でも首のこわばりを伴うことがあります。その場合は、頭痛に対して冷やしながら、首の緊張には温めるというように、症状に合わせて使い分けることもできます。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))


    子どもの頭痛を冷やすと楽になるのはなぜ?

    片頭痛などの頭痛では、冷たいタオルや保冷剤などを使って冷やすことで、痛みが楽になる子どもがいます。

    RCHの子ども向け資料でも、片頭痛の際に冷却材を使用する方法が紹介されています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))

    また、一般的な子どもの頭痛に対しても、額に冷たい濡れタオルを置くことで症状が和らぐ場合があるとされています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Headaches_in_children_and_teenagers/?utm_source=chatgpt.com))

    特に、

    • ズキズキする頭痛
    • 頭が熱く感じる
    • 光がまぶしい
    • 音がつらい
    • 吐き気がある
    • 静かな暗い場所で休みたがる

    といった場合には、冷やす方法を試してみてもよいでしょう。


    子どもの頭痛はどこを冷やせばいい?

    冷やす場合は、まず額やこめかみなど、子ども本人が「気持ちいい」と感じる場所を選びましょう。

    冷たいタオルや冷却材を使用することができます。

    ただし、冷却材を直接皮膚に長時間当て続けるのは避けてください。

    保冷剤を使用する場合はタオルなどで包み、冷たすぎないように調整しましょう。

    「冷やしたほうがいいから」と無理に続ける必要はありません。

    子どもが「冷たいのは嫌」と感じる場合は、外して休ませてあげましょう。


    片頭痛の子どもは冷やすのがおすすめ?

    片頭痛では、冷やすことで楽になる子どもがいます。

    子どもの片頭痛では、ズキズキする頭痛だけでなく、吐き気・嘔吐、めまい、光や音への過敏などを伴うことがあります。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))

    このようなときは、

    • 冷たいタオルなどで額を冷やす
    • テレビやスマートフォンをやめる
    • 部屋を暗くする
    • 音をできるだけ減らす
    • 水分を少しずつとる
    • 横になって休む

    といった対応を組み合わせるとよいでしょう。

    RCHでは、子どもの片頭痛に対して、涼しく暗く静かな部屋で睡眠・休息をとることもすすめています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))

    ▶子どもの片頭痛とは?


    子どもの頭痛で首や肩が痛い場合は温める?

    首や肩の筋肉の緊張が強い場合は、温めることで楽になることがあります。

    例えば、

    • 首が重い
    • 肩が張っている
    • 首や肩を触ると筋肉が張っている
    • 勉強の後に首や肩がつらい
    • スマホやタブレットの後に首・肩が疲れる
    • 頭痛と一緒に首や肩の重だるさがある

    という場合には、首や肩を温める方法を試してみてもよいでしょう。

    RCHの子どもの片頭痛に関する資料でも、頭痛には冷却材、首の緊張には温熱を使用する方法が紹介されています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))

    ただし、首を強く揉んだり、無理にひねったりする必要はありません。

    「温めれば必ず頭痛が治る」というわけではなく、筋肉の緊張が関係している場合の補助的な方法と考えましょう。

    ▶子どもの頭痛で首や肩が痛くなる理由


    緊張型頭痛の子どもは温める?

    緊張型頭痛では、頭が締め付けられるような痛みや重だるさが出ることがあります。

    首や肩の筋肉の緊張が一緒にみられる場合には、首や肩を温めることで筋肉の緊張が和らぎ、楽になることがあります。

    例えば、

    • 頭が重い
    • 頭を締め付けられるように感じる
    • 首や肩が張っている
    • 勉強後に症状が出る
    • 疲れてくると頭痛が強くなる

    という場合には、首や肩を温めながら休む方法を試してみてもよいでしょう。

    ただし、子どもの頭痛では片頭痛でも首の痛みやこわばりが出ることがあります。

    そのため、首や肩が痛いというだけで「緊張型頭痛」と判断することはできません。

    ▶子どもの緊張型頭痛とは?

    ▶緊張型頭痛について詳しくはこちら


    頭痛と首の痛みが両方ある場合はどうする?

    子どもの頭痛では、頭痛と首の痛みが同時に起こることがあります。

    この場合は、頭と首でケアを分けて考えると分かりやすいでしょう。

    症状対処の目安
    頭がズキズキする頭を冷やして静かな場所で休む
    光や音がつらい部屋を暗くして刺激を減らす
    首や肩が張っている首や肩を温める
    吐き気がある無理に食べず、飲める範囲で水分をとる
    疲労が強い睡眠・休息を優先する

    例えば片頭痛で「頭はズキズキするけれど、首も張っている」という場合には、頭部は冷やし、首や肩は温めるという方法も考えられます。

    大切なのは、温める・冷やすことそのものよりも、子どもが少しでも楽に感じる方法を選ぶことです。


    子どもの頭痛でお風呂に入ってもいい?

    頭痛があるときのお風呂については、症状によって考える必要があります。

    首や肩の筋肉が張っていて、温めると楽になる場合には、温かいシャワーや入浴でリラックスできることがあります。

    一方、片頭痛が強く、吐き気やめまいがある場合は、無理に入浴せず、静かな場所で休むことを優先したほうがよいでしょう。

    特に、

    • 強い頭痛
    • 吐き気・嘔吐
    • めまい
    • ふらつき
    • 脱水が疑われる
    • 高熱がある

    場合は、長時間の入浴は避けましょう。

    頭痛があるときは、入浴そのものよりも休息と水分補給を優先することが大切です。


    子どもの頭痛を冷やすときの注意点

    冷やす場合は、次の点に注意しましょう。

    • 保冷剤を直接皮膚に当てない
    • 冷たすぎる場合はすぐに外す
    • 長時間当て続けない
    • 子どもが嫌がる場合は無理に行わない
    • 冷やして痛みが悪化する場合は中止する

    冷やすことは頭痛を和らげるための補助的な方法です。

    「冷やせば原因が治る」というものではありません。


    子どもの頭痛を温めるときの注意点

    温める場合も、熱すぎないように注意しましょう。

    • 熱いタオルを直接当てない
    • 低温やけどに注意する
    • 長時間温め続けない
    • 暑く感じたら中止する
    • 発熱している場合は無理に温めない
    • 頭痛が悪化する場合は中止する

    特に小さな子どもは「熱い」「気持ち悪い」とうまく伝えられないこともあります。

    保護者が温度を確認しながら、無理のない範囲で行いましょう。


    冷やす・温めるよりも大切な子どもの頭痛対策

    冷やす・温めることは、あくまで頭痛を楽にするための補助的な方法です。

    子どもの頭痛では、普段の生活習慣を整えることも重要です。

    ① 睡眠を十分にとる

    睡眠不足は子どもの頭痛の誘因になることがあります。

    できるだけ就寝・起床時間を大きく乱さないようにしましょう。

    ② 水分をとる

    脱水も頭痛の原因になることがあります。

    特に暑い日や運動をした日は、こまめな水分補給を意識しましょう。

    ③ 食事を抜かない

    空腹や食事抜きが頭痛の誘因になることがあります。

    朝食を含め、できるだけ規則的に食事をとりましょう。

    ④ 画面を見続けない

    スマートフォンやタブレット、ゲームなどを長時間続けず、途中で休憩を入れましょう。

    ⑤ 頭痛日記をつける

    頭痛が起こった時間、天気、睡眠、食事、学校や部活動、スマートフォンの使用などを記録すると、頭痛の誘因を把握しやすくなります。

    RCHでも、子どもの頭痛について頭痛日記をつけ、頭痛のきっかけや持続時間、症状などを記録することがすすめられています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Headaches_in_children_and_teenagers/?utm_source=chatgpt.com))


    子どもの頭痛が起きたときのおすすめの対処法

    対処法おすすめの場面
    冷やすズキズキする頭痛、片頭痛など
    温める首や肩の筋肉が張っている場合
    静かな場所で休むほとんどの頭痛でおすすめ
    暗い部屋で休む光がつらい片頭痛など
    水分をとる水分不足が考えられる場合
    少量の食事空腹がある場合
    画面をやめるスマホ・ゲームなどが誘因の場合
    睡眠・休息疲労や睡眠不足がある場合

    どの方法が合うかには個人差があります。

    「冷やす・温める」のどちらかにこだわるより、子どもが楽になる方法を選び、無理をさせず休ませることが大切です。


    子どもの頭痛で冷やしても温めても治らない場合は?

    冷やす・温める方法を試しても頭痛が改善しないことはあります。

    これらはあくまで症状を和らげるための方法であり、頭痛の原因によっては十分な効果が得られないことがあります。

    特に、

    • 頭痛を何度も繰り返す
    • 頭痛の頻度が増えている
    • 以前より痛みが強くなっている
    • 頭痛で学校を休むことが増えた
    • 吐き気や嘔吐を繰り返す
    • めまいやふらつきを伴う
    • 視覚症状を伴う

    場合は、冷やす・温めるだけで様子を見続けず、小児科などの医療機関へ相談しましょう。

    子どもの頭痛が週に1回以上起こる、悪化している、学校生活などに影響している場合は、医療機関への相談がすすめられています。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))


    こんな頭痛は温めたり冷やしたりせず、医療機関へ

    次のような症状がある場合は、「いつもの頭痛」「首や肩のコリ」と自己判断しないことが大切です。

    • 突然、非常に強い頭痛が起こった
    • これまで経験したことのない激しい頭痛がある
    • 頭痛が急速に悪化している
    • 高熱を伴っている
    • 首が強くこわばっている
    • 繰り返し嘔吐している
    • 意識がもうろうとしている
    • 急にぼんやりする・行動がおかしい
    • 手足の力が入りにくい
    • しびれがある
    • ろれつが回らない
    • 歩き方がおかしい
    • 急な視力低下や視野異常がある
    • 頭を強くぶつけた後から頭痛が続いている

    小児の頭痛では、意識状態の変化、神経症状、強い首のこわばり、発熱、頭部外傷などは注意すべきサインです。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/clinicalguide/guideline_index/headache/?utm_source=chatgpt.com))

    このような場合は、冷やす・温めるといった家庭での対処よりも、医療機関での診察を優先してください。


    子どもの頭痛は何科を受診する?

    頭痛を繰り返している場合は、まず小児科などの医療機関へ相談するとよいでしょう。

    頭痛の症状によっては、小児神経科など専門的な診療科を紹介される場合もあります。

    また、目の疲れや視力の変化が強い場合は眼科、朝起きられない・立ちくらみなどがある場合は、起立性調節障害なども含めて医師に相談することが大切です。

    ▶起立性調節障害について詳しくはこちら


    まとめ

    子どもの頭痛では、頭痛そのものには冷やす、首や肩の筋肉の緊張には温める、という使い分けが一つの目安になります。

    特に子どもの片頭痛では、冷却材を使って頭痛を和らげたり、涼しく暗く静かな場所で休んだりする方法が紹介されています。また、首の緊張には温熱を使用する方法もあります。([Royal Children’s Hospital](https://www.rch.org.au/kidsinfo/fact_sheets/Migraine/?utm_source=chatgpt.com))

    ただし、すべての子どもに同じ方法が合うわけではありません。

    「冷やしたほうが楽」「温めたほうが楽」という子ども自身の感覚も大切にし、無理のない範囲で行いましょう。

    また、睡眠不足、水分不足、空腹、疲労、ストレス、長時間の画面使用などが頭痛の誘因になることもあります。

    頭痛を繰り返している場合は、冷やす・温めるだけで対処し続けるのではなく、頭痛日記などをつけながら原因や誘因を確認し、小児科などの医療機関へ相談することをおすすめします。

    突然の激しい頭痛、高熱と強い首のこわばり、意識障害、けいれん、手足の麻痺、歩行障害、繰り返す嘔吐、急な視力・視野の異常などがある場合は、家庭での対処を続けず、早めに医療機関で診察を受けてください。


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    なお、頭痛が頻繁・強い場合や、吐き気・嘔吐、視覚症状、めまいなどを伴う場合は、まず小児科などの医療機関へ相談することをおすすめします。

    また、突然の激しい頭痛、高熱と強い首のこわばり、意識障害、けいれん、麻痺、歩行障害などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。

    子どもの頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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