朝に頭痛が起こる原因とは?

    朝に頭痛が起こる原因とは?|寝起きの頭痛の原因と対処法を解説

    「朝起きたら頭が痛いのはなぜ?」

    「寝起きに頭痛がする原因は?」

    「朝だけ頭が痛くなるのは病気?」

    このように、朝起きたときに頭痛がすると、睡眠や身体の状態に問題があるのではないかと心配になる方も多いのではないでしょうか。

    朝に起こる頭痛には、睡眠不足、寝すぎ、睡眠の質の低下、脱水、片頭痛、緊張型頭痛など、さまざまな原因があります。

    また、いびきや日中の強い眠気を伴う場合は睡眠時無呼吸、朝起きて立ち上がったときに頭痛やふらつきが強い場合は起立性調節障害などが関係していることもあります。

    一方で、これまでにない突然の激しい頭痛や、神経症状を伴う頭痛の場合は、危険な二次性頭痛の可能性もあるため注意が必要です。

    この記事では、朝に頭痛が起こる代表的な原因、寝起きの頭痛が続く場合に考えられること、危険な頭痛との見分け方、対処法について解説します。


    朝に頭痛が起こる原因は?

    朝の頭痛には、さまざまな原因があります。

    原因特徴伴いやすい症状
    睡眠不足睡眠時間が足りない眠気、疲労感
    寝すぎ普段より長く寝た後に起こる頭が重い、だるい
    睡眠の質の低下夜中に何度も目が覚めるなど日中の眠気、疲労
    脱水寝ている間に水分が不足する口の渇き、だるさ
    片頭痛朝に発作が起こることがある吐き気、光・音への過敏
    緊張型頭痛頭が重い、締め付けられる首・肩のこり
    睡眠時無呼吸睡眠中の呼吸が妨げられるいびき、日中の眠気
    起立性調節障害起床後や立ち上がったときに症状が出る立ちくらみ、ふらつき
    薬物乱用頭痛頭痛薬の使用が多い頭痛が頻繁に起こる

    朝の頭痛が続く場合は、「何時に痛むか」だけでなく、睡眠時間、起床時の体調、いびき、吐き気、めまい、薬の使用状況なども確認することが大切です。


    睡眠不足で朝に頭痛が起こるのはなぜ?

    睡眠不足は頭痛の誘因の一つです。

    睡眠が不足すると、身体や脳が十分に休息できず、頭痛が起こりやすくなることがあります。

    特に、

    • 睡眠時間が短い
    • 夜更かしが続いている
    • 寝る時間が毎日違う
    • 夜中に何度も目が覚める
    • 朝早く起きなければならない

    などの場合は、睡眠不足による頭痛が起こる可能性があります。

    睡眠時間だけでなく、睡眠のリズムや睡眠の質も頭痛に関係することがあります。


    寝すぎても朝に頭痛が起こる?

    睡眠不足だけでなく、普段より長く寝ることでも頭痛が起こる場合があります。

    特に、休日に平日より大幅に長く寝た後に、頭痛やだるさを感じることがあります。

    寝すぎたからといって必ず頭痛が起こるわけではありませんが、睡眠時間や起床時間が大きく変化すると、頭痛の誘因になる方もいます。

    そのため、休日もできるだけ起床時間を大きく変えないことが、頭痛予防につながる場合があります。


    寝起きの頭痛は脱水が原因になることも

    睡眠中は水分をとらないため、起床時にはある程度の水分不足が起こります。

    特に、

    • 汗をかきやすい
    • 室温が高い
    • 寝る前から水分が不足している
    • 発熱や下痢などがある

    場合は、水分不足が強くなることがあります。

    起床時に口が乾いている、尿の色が濃い、だるさがあるなどの場合は、こまめな水分補給を意識しましょう。


    朝の頭痛がズキズキするなら片頭痛の可能性

    朝にズキズキする頭痛が起こり、吐き気や光・音への過敏などを伴う場合は、片頭痛が関係している可能性があります。

    片頭痛では、

    • ズキズキ・ドクンドクンと痛む
    • 頭の片側または両側が痛む
    • 動くと痛みが悪化する
    • 吐き気や嘔吐がある
    • 光がまぶしく感じる
    • 音がつらく感じる
    • においがつらく感じる

    などの症状がみられます。

    片頭痛は必ず昼間に起こるわけではなく、睡眠の変化などをきっかけとして朝に発作が起こることもあります。

    ▶片頭痛について詳しくはこちら


    朝の頭痛と首・肩のこりがあるなら緊張型頭痛

    朝起きたときに頭が重く、首や肩のこりも強い場合は、緊張型頭痛が関係していることがあります。

    緊張型頭痛では、

    • 頭全体が重い
    • 締め付けられるように痛い
    • 後頭部が重い
    • 首や肩がこる
    • 疲れると痛みが強くなる

    などの特徴があります。

    ただし、首や肩のこりは片頭痛でも伴うことがあります。

    そのため、朝の頭痛+首や肩のこりだけで緊張型頭痛と決めつけることはできません。

    ▶緊張型頭痛について詳しくはこちら


    朝の頭痛といびきがある場合は睡眠時無呼吸に注意

    朝の頭痛に加えて、大きないびきや日中の強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群が関係している可能性があります。

    睡眠中に呼吸が何度も止まったり弱くなったりすると、睡眠の質が低下し、起床時の頭痛や日中の眠気につながることがあります。

    例えば、

    • 大きないびきを指摘される
    • 睡眠中に呼吸が止まっていると言われる
    • 朝起きても疲れがとれない
    • 日中に強い眠気がある
    • 集中力が低下している
    • 朝に頭痛がする

    といった場合です。

    このような症状がある場合は、睡眠時無呼吸について医療機関で相談することをおすすめします。


    子どもが朝に頭痛を訴える場合

    子どもの朝の頭痛には、成人とは異なる原因が関係する場合があります。

    例えば、

    • 睡眠不足
    • 生活リズムの乱れ
    • 片頭痛
    • 起立性調節障害
    • ストレス
    • 脱水

    などです。

    特に、朝起きることが難しい、立ち上がるとふらつく、午前中に体調が悪いなどの症状を伴う場合は、起立性調節障害が関係していることがあります。

    ▶子どもの頭痛について詳しくはこちら

    ▶起立性調節障害について詳しくはこちら


    朝起きて立ち上がると頭痛やめまいがする場合

    起床して立ち上がったときに頭痛やめまい、立ちくらみが起こる場合は、起立性調節障害などが関係している可能性があります。

    特に子どもや思春期では、

    • 朝起きるのがつらい
    • 立ち上がるとふらつく
    • 目の前が暗くなる
    • 午前中に頭痛がする
    • 長く立っていると気分が悪くなる
    • 午後になると少し楽になる

    などの症状がみられることがあります。

    朝の頭痛に立ちくらみやふらつきがセットになっている場合は、頭痛だけでなく起立時の症状にも注目しましょう。


    朝の頭痛が毎日続く場合に考えられる原因

    朝の頭痛が毎日のように続く場合は、単なる寝不足だけだと考えず、原因を確認することが大切です。

    例えば、

    • 慢性片頭痛
    • 慢性緊張型頭痛
    • 睡眠時無呼吸
    • 起立性調節障害
    • 薬物乱用頭痛
    • 睡眠リズムの乱れ
    • 脱水
    • 二次性頭痛

    などが考えられます。

    特に、頭痛薬を頻繁に使用している場合は、薬物乱用頭痛によって頭痛が慢性化している可能性もあります。

    ▶薬物乱用頭痛について詳しくはこちら


    朝の頭痛で注意したい危険な症状

    朝に頭痛が起こるからといって、すぐに危険な病気を疑う必要はありません。

    しかし、次のような場合は注意が必要です。

    • 突然、非常に強い頭痛が起こった
    • これまで経験したことのない頭痛がある
    • 時間が経つほど頭痛が強くなっている
    • 意識がもうろうとしている
    • 手足に力が入らない
    • 手足がしびれる
    • ろれつが回らない
    • 物が二重に見える
    • けいれんがある
    • 高熱や強い首のこわばりがある
    • 繰り返し激しく嘔吐する
    • 頭をぶつけた後に頭痛が起こった

    このような症状がある場合は、朝の頭痛だからといって様子を見ず、早急に医療機関へ相談してください。

    ▶危険な頭痛について詳しくはこちら


    朝の頭痛のセルフチェック

    朝の頭痛が起こる方は、次の項目を確認してみましょう。

    • □ 起床すると頭が痛い
    • □ 朝の頭痛が週に何度も起こる
    • □ 睡眠時間が短い
    • □ 休日は長時間寝ている
    • □ 寝る時間や起きる時間が日によって違う
    • □ 起床時に口が乾いている
    • □ 朝に吐き気がある
    • □ ズキズキする頭痛がある
    • □ 光や音がつらい
    • □ 首や肩がこっている
    • □ 大きないびきを指摘される
    • □ 日中に強い眠気がある
    • □ 起き上がるとめまいや立ちくらみがする
    • □ 頭痛薬を頻繁に使用している
    • □ 最近、頭痛の頻度が増えている

    これらの項目に当てはまるからといって、原因が一つに決まるわけではありません。

    「何時ごろ痛むか」「睡眠時間」「起床時の症状」「いびき」「薬の使用回数」などを記録しておくと、頭痛の原因を考えるうえで役立ちます。


    朝に頭痛がするときの対処法

    危険な症状がなく、以前から同じような頭痛を繰り返している場合は、まず無理をせず休みましょう。

    朝起きたときは、

    • 少量ずつ水分をとる
    • 急に立ち上がらない
    • 朝食を抜かない
    • 強い光を避けて休む
    • 必要に応じて医師や薬剤師に相談したうえで頭痛薬を使用する

    などを心がけましょう。

    特に、起床時にふらつきがある場合は、ベッドから急に立ち上がらず、座ってからゆっくり立つようにしてください。


    朝の頭痛を予防するには?

    朝の頭痛を繰り返す場合は、睡眠や生活リズムを見直してみましょう。

    • 毎日できるだけ同じ時間に寝る
    • 毎日できるだけ同じ時間に起きる
    • 睡眠時間を確保する
    • 寝る前のスマートフォン使用を控える
    • 寝る前に大量の飲酒をしない
    • 水分不足にならないようにする
    • 朝食を抜かない
    • 疲労をためすぎない
    • 頭痛が起こった日時を記録する

    ただし、長く寝ればよいというわけではありません。

    睡眠不足だけでなく、寝すぎや睡眠リズムの大きな変化も頭痛のきっかけになる場合があります。


    朝の頭痛があるときは何科を受診する?

    朝の頭痛を繰り返している場合は、脳神経内科、頭痛外来、脳神経外科などで相談することができます。

    また、

    • 大きないびきがある
    • 睡眠中に呼吸が止まると指摘される
    • 日中の眠気が強い

    場合は、睡眠時無呼吸について医療機関で相談することも大切です。

    子どもで、朝起きられない、立ちくらみ、ふらつきなどを伴う場合は、小児科などで起立性調節障害について相談することも検討しましょう。

    突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、急な視力・視野異常などがある場合は、通常の外来受診を待たず、早急に医療機関へ相談してください。


    まとめ

    朝に頭痛が起こる原因には、睡眠不足、寝すぎ、睡眠の質の低下、脱水、片頭痛、緊張型頭痛などがあります。

    また、

    • 大きないびきや日中の強い眠気がある → 睡眠時無呼吸
    • 起床後に立ちくらみやふらつきがある → 起立性調節障害など
    • ズキズキする頭痛+吐き気・光や音への過敏 → 片頭痛
    • 頭が重い+首や肩のこり → 緊張型頭痛

    など、症状の組み合わせによって考えられる原因が変わります。

    朝の頭痛が繰り返す場合は、睡眠時間だけでなく、起床時間、いびき、日中の眠気、吐き気、めまい、頭痛薬の使用回数なども確認してみましょう。

    ただし、突然の激しい頭痛、時間とともに悪化する頭痛、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、急な視力・視野異常などがある場合は、危険な二次性頭痛の可能性もあるため、早急に医療機関を受診してください。


    関連記事


    🕊️頭痛専門整体Ciel

    「朝起きると頭が痛い」「寝ても頭痛がとれない」「朝の頭痛を繰り返している」とお悩みではありませんか?

    頭痛専門整体Cielでは、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経の状態などを確認しながら、頭痛の状態に合わせた身体面からのケアを行っています。

    なお、突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、急な視力・視野異常などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。

    朝の頭痛を繰り返している方は、お気軽にご相談ください。

    ▶頭痛専門整体Cielの施術について詳しくはこちら