片頭痛でしびれが出ることはある?
片頭痛でしびれが出ることはある?原因や危険な症状との違いを解説
「片頭痛の前に手がしびれることがある…」
「頭痛と一緒に顔や腕がしびれるけれど、大丈夫なの?」
このような症状があると、脳卒中ではないかと不安になる方も多いでしょう。
実は、片頭痛では手や顔、口の周りなどにしびれが現れることがあります。
これは「前兆(前兆を伴う片頭痛)」として起こることが多く、脳卒中とは異なる特徴があります。
しかし、すべてのしびれが片頭痛とは限りません。
この記事では、片頭痛でしびれが起こる理由や、危険な病気との違いについて詳しく解説します。
片頭痛でしびれが出ることはある?
はい、あります。
片頭痛の約20〜30%では、「前兆」を伴うタイプとされています。
前兆では視覚症状が最も多くみられますが、手や顔、口の周りのしびれなどの感覚症状が現れることもあります。
しびれは通常、頭痛が始まる前に起こり、その後に片頭痛が始まることが多いとされています。
片頭痛でしびれが起こるのはなぜ?
片頭痛によるしびれは、「皮質拡延性抑制(Cortical Spreading Depression:CSD)」という脳の神経活動の変化が関係していると考えられています。
これは、大脳皮質の神経活動が一時的に変化し、その変化がゆっくりと脳の表面を広がっていく現象です。
この影響が感覚を司る脳の領域に及ぶと、しびれとして感じられることがあります。
① 手や指のしびれ
最もよくみられるのが、手や指先のしびれです。
指先から始まり、手、腕へと少しずつ広がっていくことがあります。
しびれは通常、数分かけてゆっくり進行するのが特徴です。
② 顔や口の周りのしびれ
手のしびれに続いて、口の周りや頬、舌などにしびれが現れることがあります。
顔の片側だけに症状が出ることも珍しくありません。
③ 言葉が出にくくなることもある
前兆では、言葉が出にくくなったり、人の話が理解しにくくなったりすることがあります。
これは言語を担当する脳の領域へ一時的に影響が及ぶためと考えられています。
通常は一過性で、頭痛が始まる頃には改善することがほとんどです。
片頭痛のしびれと脳卒中の違い
しびれがあると脳卒中との区別が重要になります。
| 片頭痛 | 脳卒中 |
|---|---|
| 数分かけてゆっくり広がる | 突然始まることが多い |
| 20〜60分程度で改善することが多い | 症状が持続・悪化することが多い |
| その後に頭痛が始まることが多い | 頭痛を伴わないこともある |
| 以前にも同じ症状を繰り返していることがある | 初めて起こることが多い |
ただし、自分で判断することは危険です。
初めてしびれが出た場合や、いつもと違う症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
こんなしびれはすぐに病院を受診しましょう
- 突然しびれが始まった
- しびれが1時間以上続く
- 手足に力が入らない
- ろれつが回らない
- 歩けない・ふらつく
- 意識がもうろうとしている
これらは脳卒中など重大な病気の可能性があります。
救急車を呼ぶことも検討してください。
整体でサポートできること
片頭痛を繰り返す方では、首や肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環などが身体の状態に影響していると考えられるケースもあります。
当院では、一人ひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭痛を繰り返しにくい身体づくりを目指した施術を行っています。
まとめ
片頭痛では、前兆として手や顔、口の周りなどにしびれが現れることがあります。
これは「皮質拡延性抑制(CSD)」によって、感覚を司る脳の働きが一時的に変化するためと考えられています。
一方で、突然始まるしびれや長時間続くしびれ、手足の麻痺などは脳卒中など重大な病気の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診することが大切です。
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慢性的な片頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



