片頭痛で吐き気や嘔吐が起こる理由
片頭痛で吐き気や嘔吐が起こる理由|なぜ頭痛だけでなく気分も悪くなるの?
「片頭痛になると気持ち悪くなる…」
「頭痛だけではなく、吐いてしまうこともあるのはなぜ?」
片頭痛では、頭の痛みだけでなく、吐き気や嘔吐を伴うことが少なくありません。
実際に、片頭痛の代表的な症状の一つとして吐き気が知られており、症状が強い場合には嘔吐してしまうこともあります。
これは胃や腸が悪いわけではなく、脳で起こるさまざまな変化が関係していると考えられています。
この記事では、片頭痛で吐き気や嘔吐が起こる理由について詳しく解説します。
片頭痛で吐き気が起こるのはなぜ?
片頭痛では、三叉神経が活性化されることでCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)などの神経伝達物質が放出されます。
これにより脳内の痛みを処理する仕組みだけでなく、自律神経や脳幹にある吐き気に関係する中枢にも影響が及ぶため、吐き気や嘔吐が起こると考えられています。
つまり、頭痛と吐き気は別々の症状ではなく、同じ片頭痛発作の一部として現れているのです。
① 脳幹の「嘔吐中枢」が刺激されるため
脳幹には、吐き気や嘔吐を調節する「嘔吐中枢」があります。
片頭痛発作では、この部位が刺激されることで、胃に異常がなくても気分が悪くなったり、吐いてしまったりすることがあります。
そのため、吐き気は片頭痛の代表的な症状の一つとされています。
② 自律神経のバランスが変化するため
片頭痛では、自律神経の働きにも変化が起こることがあります。
その結果、胃や腸の動きが低下し、胃の内容物が停滞しやすくなるため、吐き気や胃の不快感が現れやすくなります。
また、薬を飲んでも効くまでに時間がかかることがあるのは、この胃の動きの低下が影響している場合もあります。
③ 痛みが強いことで吐き気が誘発される
片頭痛は日常生活が困難になるほど強い痛みを伴うことがあります。
強い痛みそのものが脳へ大きな刺激となり、吐き気を引き起こすこともあります。
特に頭痛が強い発作ほど、吐き気や嘔吐を伴いやすい傾向があります。
④ 光や音、においへの過敏さが吐き気を悪化させる
片頭痛では、光や音、においに敏感になることがあります。
こうした刺激が脳への負担となり、吐き気をさらに強く感じる場合があります。
そのため、暗く静かな部屋で安静にすると症状が和らぐ方も少なくありません。
吐き気があるときは薬が効きにくいこともある
片頭痛発作中は胃の動きが低下するため、飲み薬の吸収が遅れることがあります。
そのため、吐き気が強い方では、医師の判断により次のような治療が選択されることがあります。
- 吐き気止め(制吐薬)
- 口の中で溶けるタイプの薬
- 点鼻薬
- 自己注射薬
症状が強い場合は、我慢せず医療機関へ相談しましょう。
吐き気があるときの対処法
- 暗く静かな部屋で休む
- 無理に食事をしない
- 少量ずつ水分を補給する
- 早めに処方薬を使用する
- 十分な睡眠をとる
無理に動くと頭痛や吐き気が悪化することがあるため、できるだけ安静に過ごすことが大切です。
こんな症状があれば病院を受診しましょう
吐き気があるからといって、すべてが片頭痛とは限りません。
次のような症状がある場合は、重大な病気の可能性もあるため、速やかに医療機関を受診してください。
- 突然の激しい頭痛
- 人生で最も強い頭痛
- 高熱を伴う
- 意識障害がある
- 手足の麻痺やしびれがある
- 何度も繰り返し嘔吐する
整体でサポートできること
片頭痛を繰り返す方の中には、首や肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環などが身体の状態に影響していると考えられるケースもあります。
当院では、一人ひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭痛を繰り返しにくい身体づくりを目指した施術を行っています。
まとめ
片頭痛で吐き気や嘔吐が起こるのは、三叉神経の活性化や脳幹の嘔吐中枢への影響、自律神経の変化などが関係していると考えられています。
そのため、胃の病気がなくても強い吐き気や嘔吐が起こることがあります。
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