片頭痛で後頭部が痛くなることはある?

    片頭痛で後頭部が痛くなることはある?原因や他の頭痛との違いを解説

    「片頭痛なのに後頭部が痛い…」

    「後頭部の頭痛は片頭痛ではないの?」

    片頭痛というと、こめかみや目の周囲が痛むイメージを持つ方が多いかもしれません。

    しかし実際には、後頭部が痛む片頭痛も珍しくありません。

    後頭部の痛みだけで片頭痛かどうかを判断することはできず、痛みの特徴やほかの症状を合わせて考えることが大切です。

    この記事では、片頭痛で後頭部が痛くなる理由や、後頭部が痛むほかの病気との違いについて詳しく解説します。


    片頭痛で後頭部が痛くなることはある?

    はい、あります。

    片頭痛では、こめかみや目の周囲だけでなく、後頭部や首の付け根まで痛みが広がることがあります。

    また、片側だけ痛む場合もあれば、両側の後頭部が痛むこともあります。

    そのため、「後頭部だから片頭痛ではない」とは言い切れません。


    ① 三叉神経頚髄複合体(TCC)の働き

    後頭部が痛くなる理由として最も重要なのが、三叉神経頚髄複合体(Trigeminocervical Complex:TCC)です。

    TCCでは、頭の感覚を伝える三叉神経と、首や後頭部の感覚を伝える上位頚神経(C1〜C3)の情報が集まり、統合されています。

    片頭痛発作で三叉神経が活性化すると、その刺激が上位頚神経にも影響し、後頭部や首の付け根が痛むように感じることがあります。


    ② 首や肩の筋肉が緊張しやすくなるため

    片頭痛発作では、痛みを避けようとして無意識に身体へ力が入り、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。

    その結果、後頭部から首にかけて重だるさや痛みを感じることがあります。

    頭痛が改善した後も、筋肉の緊張だけが残ることも少なくありません。


    ③ 自律神経の変化

    片頭痛では自律神経の働きにも変化が起こることがあります。

    その影響で首や肩の筋肉が緊張しやすくなったり、痛みを感じやすくなったりすることで、後頭部の不快感につながることがあります。


    ④ 頭蓋骨や頚椎の機能的なバランスも影響する可能性

    片頭痛には脳の神経の働きが大きく関係していますが、身体の状態も症状に影響することがあります。

    頭蓋骨や頚椎の機能的なバランスが崩れていたり、脳脊髄液の循環がスムーズでない状態、首や肩の筋肉の緊張が続いていたりすると、片頭痛を繰り返しやすい身体の状態につながる可能性があると考えられます。

    ただし、これらが片頭痛の直接的な原因であることが医学的に確立されているわけではありません。


    後頭部が痛むほかの頭痛との違い

    後頭部の痛みは片頭痛以外でも起こります。

    頭痛の種類特徴
    片頭痛ズキズキする痛み、吐き気、光・音に敏感になる
    緊張型頭痛締め付けられるような痛み、肩こりを伴いやすい
    後頭神経痛電気が走るような鋭い痛み、ピリピリする痛み
    くも膜下出血など突然の激しい頭痛、意識障害などを伴うことがある

    後頭部が痛いというだけで片頭痛とは判断できないため、症状全体を確認することが重要です。


    こんな症状があれば病院を受診しましょう

    後頭部の痛みでも、次のような症状を伴う場合は重大な病気の可能性があります。

    • 突然の激しい頭痛
    • 人生で最も強い頭痛
    • 手足の麻痺やしびれがある
    • 意識障害がある
    • 高熱や首の硬さを伴う
    • 頭をぶつけた後から痛みがある

    このような場合は、速やかに医療機関を受診してください。

    ▶危険な頭痛について詳しくはこちら


    整体でサポートできること

    首や肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環など、片頭痛を繰り返しやすい身体の状態にアプローチすることで、症状の軽減や再発予防のサポートが期待できる場合があります。

    当院では、一人ひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭痛を繰り返しにくい身体づくりを目指した施術を行っています。

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    まとめ

    片頭痛では、三叉神経頚髄複合体(TCC)の働きや三叉神経と上位頚神経のつながりによって、後頭部や首の付け根が痛くなることがあります。

    また、首や肩の筋肉の緊張、自律神経の変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環なども身体の状態に影響する要素として考えられます。

    一方で、後頭神経痛や危険な病気でも後頭部の痛みが現れることがあるため、症状がいつもと違う場合や強い痛みがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。


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