片頭痛で目の奥が痛い原因とは?
片頭痛で目の奥が痛い原因とは?考えられる仕組みや注意すべき病気を解説
「片頭痛になると目の奥までズキズキ痛む…」
「目の病気ではないのに、なぜ目の奥が痛くなるの?」
このような症状で悩んでいる方は少なくありません。
片頭痛では、こめかみだけでなく目の奥や眼球の奥が痛むように感じることがあります。
これは目そのものが悪いのではなく、頭の痛みを伝える神経の働きが関係していると考えられています。
この記事では、片頭痛で目の奥が痛くなる理由や、注意すべき病気との違いについて詳しく解説します。
片頭痛で目の奥が痛くなるのはなぜ?
片頭痛で目の奥が痛く感じる主な理由は、三叉神経が刺激されるためです。
三叉神経は顔や額、こめかみだけでなく、目の周囲や眼窩(目の奥)の感覚も脳へ伝えています。
片頭痛発作で三叉神経が活性化すると、目の奥にも痛みが広がるように感じることがあります。
① 三叉神経が目の奥の感覚も伝えているため
三叉神経には大きく3つの枝があります。
- 眼神経(V1)
- 上顎神経(V2)
- 下顎神経(V3)
このうち眼神経(V1)は、額や目の周囲、眼窩、鼻の付け根などの感覚を担当しています。
片頭痛では、この眼神経を介した痛みの信号が強くなるため、目の奥が痛むように感じることがあります。
② 硬膜や血管の痛みが目の奥へ広がるため
片頭痛では、脳そのものが痛んでいるわけではありません。
頭蓋骨の内側にある硬膜やその血管が三叉神経によって刺激されることで痛みが生じます。
これらの痛みの情報は眼神経を通じて伝わるため、実際には硬膜や血管が原因であっても、目の奥が痛いように感じることがあります。
③ 三叉神経頚髄複合体(TCC)の働き
片頭痛では、三叉神経頚髄複合体(Trigeminocervical Complex:TCC)と呼ばれる部位も重要な役割を果たします。
TCCでは、頭や顔、首からの感覚情報が統合されているため、頭の痛みが目の奥や首、肩へ広がるように感じることがあります。
そのため、目の奥の痛みと首や肩の痛みが同時に現れる方も少なくありません。
④ 光がまぶしく感じて目が疲れやすくなるため
片頭痛では光に敏感になる「羞明(しゅうめい)」という症状がよくみられます。
明るい場所にいるだけで目に負担を感じたり、目の奥が重だるく痛むように感じたりすることがあります。
暗く静かな部屋で休むと症状が軽くなる方が多いのも、このためです。
目の奥が痛いときに考えられる病気
目の奥の痛みは片頭痛だけでなく、ほかの病気でも起こることがあります。
| 病気 | 特徴 |
|---|---|
| 片頭痛 | ズキズキする痛み、吐き気、光・音に敏感になる |
| 群発頭痛 | 片側の目の奥が激しく痛む、涙・鼻水を伴う |
| 急性緑内障発作 | 目の痛み、視力低下、充血、吐き気 |
| 副鼻腔炎 | 鼻づまり、頬や目の周囲の痛み |
目の症状が強い場合や視力の低下がある場合は、眼科や医療機関を受診しましょう。
こんな症状があればすぐに受診しましょう
目の奥の痛みがあっても、次のような症状を伴う場合は片頭痛以外の病気の可能性があります。
- 突然の激しい頭痛
- 視力が急に低下した
- 物が二重に見える
- 手足の麻痺やしびれがある
- 意識障害がある
- 高熱を伴う
このような場合は、速やかに医療機関を受診してください。
整体でサポートできること
片頭痛を繰り返す方では、首や肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環などが身体の状態に影響していると考えられるケースもあります。
当院では、一人ひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭痛を繰り返しにくい身体づくりを目指した施術を行っています。
まとめ
片頭痛で目の奥が痛くなるのは、三叉神経、特に眼神経(V1)が刺激され、硬膜や血管からの痛みが目の奥へ関連痛として感じられるためと考えられています。
また、三叉神経頚髄複合体(TCC)の働きによって、頭の痛みが目の奥や首、肩へ広がるように感じることもあります。
一方で、群発頭痛や急性緑内障など、早急な治療が必要な病気でも目の奥の痛みが起こることがあるため、いつもと違う症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
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慢性的な片頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



