片頭痛で首や肩が痛くなるのはなぜ?

    片頭痛で首や肩が痛くなるのはなぜ?頭痛との関係を詳しく解説

    「片頭痛になると首や肩まで痛くなる…」

    「首こりが原因で片頭痛になるの?それとも片頭痛だから首が痛いの?」

    このような疑問を持つ方は少なくありません。

    実は、片頭痛では頭の痛みだけでなく、首や肩の痛み・こりを伴うことがよくあります。

    以前は「首こりが片頭痛を起こしている」と考えられることもありましたが、現在では片頭痛発作の一部として首や肩の症状が現れているケースも多いことが分かってきています。

    この記事では、片頭痛で首や肩が痛くなる理由について詳しく解説します。


    片頭痛で首や肩が痛くなるのは珍しくない

    片頭痛のある方では、首や肩の痛みやこりを感じることが珍しくありません。

    頭痛が始まる数時間前から首が張ったり、頭痛と同時に肩まで重く感じたりする方もいます。

    また、頭痛が改善すると首や肩の症状も軽くなることがあります。

    つまり、首や肩の痛みは片頭痛とは別の症状ではなく、片頭痛発作の一部として現れている場合があるのです。


    ① 三叉神経頚髄複合体(TCC)の働き

    片頭痛で首や肩が痛くなる理由として、最も重要と考えられているのが三叉神経頚髄複合体(Trigeminocervical Complex:TCC)です。

    この部位では、頭の感覚を伝える三叉神経と、首の感覚を伝える上位頚神経の情報が集まっています。

    片頭痛発作で三叉神経が活性化すると、その刺激が首の神経にも影響し、首や肩の痛みとして感じられることがあります。

    そのため、首や肩の痛みは片頭痛によって引き起こされる症状の一つと考えられています。


    ② 三叉神経の活性化

    片頭痛では三叉神経が刺激され、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)などの神経伝達物質が放出されます。

    この刺激は頭だけでなく、首周囲の神経にも影響を与え、首や肩の不快感や痛みにつながることがあります。


    ③ 筋肉が緊張しやすくなる

    片頭痛発作中は、痛みを避けようとして無意識に身体へ力が入り、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。

    その結果、筋肉のこわばりや肩こりが強くなり、症状が長引くこともあります。

    また、頭痛が治まった後も筋肉の緊張だけが残る場合があります。


    ④ 自律神経の変化

    片頭痛では自律神経の働きにも変化が起こることがあります。

    その影響で首や肩の筋肉が緊張しやすくなったり、血流や痛みの感じ方が変化したりすることで、首や肩の痛みを感じやすくなることがあります。


    ⑤ 頭蓋骨や頚椎の機能的なバランスも影響する可能性

    片頭痛には脳の神経の働きが大きく関係していますが、身体の状態も症状へ影響することがあります。

    頭蓋骨や頚椎の機能的なバランスが崩れていたり、脳脊髄液の循環がスムーズでない状態、首や肩の筋肉の緊張が続いていたりすると、片頭痛を繰り返しやすい身体の状態につながる可能性があると考えられます。

    ただし、これらが片頭痛の直接的な原因であることが医学的に確立されているわけではありません。


    首こりがある=緊張型頭痛とは限らない

    首や肩がこると「緊張型頭痛だ」と思われることがあります。

    しかし、片頭痛でも首や肩の痛みは非常によくみられる症状です。

    一方、緊張型頭痛では締め付けられるような痛みが特徴で、体を動かしても悪化しにくい傾向があります。

    頭痛の種類を見極めるためには、痛み方や吐き気、光・音への過敏さなども確認することが大切です。

    ▶緊張型頭痛との違いはこちら


    整体でサポートできること

    首や肩の筋肉の緊張、自律神経のバランスの変化、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環など、片頭痛を繰り返しやすい身体の状態にアプローチすることで、症状の軽減や再発予防のサポートが期待できる場合があります。

    当院では、一人ひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭痛を繰り返しにくい身体づくりを目指した施術を行っています。

    ▶整体で頭痛は改善する?詳しくはこちら

    ▶頭痛専門整体Cielの施術について


    こんな症状があれば医療機関を受診しましょう

    首の痛みを伴う頭痛でも、次のような症状がある場合は片頭痛ではなく重大な病気の可能性があります。

    • 突然の激しい頭痛
    • 高熱と首の硬さがある
    • 手足の麻痺やしびれがある
    • 意識障害がある
    • 頭をぶつけた後から痛みがある

    このような場合は、速やかに医療機関を受診してください。

    ▶危険な頭痛について詳しくはこちら


    まとめ

    片頭痛では、三叉神経頚髄複合体(TCC)の働きや三叉神経の活性化、自律神経の変化などによって、首や肩の痛みやこりが現れることがあります。

    そのため、首や肩が痛いからといって、必ずしも緊張型頭痛とは限りません。

    また、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環など、身体の状態も片頭痛を繰り返しやすい要因の一つとして考えられます。


    関連記事


    🕊️頭痛専門整体Ciel

    「片頭痛になると首や肩までつらくなる」「病院では異常がないと言われたけれど改善しない」とお悩みではありませんか?

    頭痛専門整体Cielでは、一人ひとり異なる頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に評価し、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、脳脊髄液の循環、首や肩の筋肉、自律神経などを総合的に考えながら、頭痛を繰り返しにくい身体づくりをサポートしています。

    慢性的な片頭痛でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

    ▶頭痛専門整体Cielの施術について詳しくはこちら