緊張型頭痛はなぜ起こる?原因を詳しく解説
緊張型頭痛はなぜ起こる?原因を詳しく解説|首こり・ストレス・姿勢との関係とは
「肩こりがひどくなると頭痛がする…」
「緊張型頭痛は何が原因で起こるの?」
緊張型頭痛は、日本で最も多い頭痛といわれています。
以前は「首や肩の筋肉がこるから起こる」と考えられていましたが、近年では筋肉だけではなく、脳や神経、自律神経なども関係することが分かってきています。
この記事では、緊張型頭痛の原因について、最新の考え方を交えながらわかりやすく解説します。
緊張型頭痛の原因は一つではない
緊張型頭痛は、一つの原因だけで起こるものではありません。
現在では、次のような要因が複雑に組み合わさって発症すると考えられています。
- 首や肩の筋肉の緊張
- 精神的ストレス
- 長時間の同じ姿勢
- 自律神経の乱れ
- 脳や神経の痛みを調整する機能の変化
そのため、「肩こりだけが原因」と考えるのは正確ではありません。
① 首や肩の筋肉の緊張
緊張型頭痛で最もよくみられるのが、首や肩の筋肉の緊張です。
長時間同じ姿勢が続くことで筋肉が疲労し、血流が低下すると、老廃物が蓄積しやすくなります。
その結果、筋肉や周囲の組織にある痛みを感じる神経(侵害受容器)が刺激され、頭痛につながると考えられています。
② デスクワークやスマートフォン
パソコン作業やスマートフォンを見る時間が長いと、頭が前に出る姿勢になりやすく、首や肩への負担が増えます。
この状態が続くことで筋肉の緊張が慢性化し、頭痛が起こりやすくなることがあります。
③ 精神的ストレス
精神的なストレスは、緊張型頭痛の大きな誘因の一つです。
ストレスを受けると交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなります。
また、ストレスが長期間続くことで、脳が痛みに敏感な状態になることもあります。
④ 自律神経の乱れ
睡眠不足や疲労、不規則な生活などによって自律神経のバランスが乱れると、筋肉の緊張や血流の変化が起こりやすくなります。
その結果、頭痛を繰り返す原因になることがあります。
⑤ 脳の「痛みを抑える機能」の変化
慢性的な緊張型頭痛では、脳や神経の痛みを抑える仕組み(下行性疼痛抑制系)が十分に働かなくなることがあります。
そのため、本来であれば痛みとして感じないような刺激でも、痛みを強く感じるようになると考えられています。
これを中枢性感作と呼び、慢性頭痛の重要な要因の一つとされています。
肩こりだけでは説明できない理由
肩こりがある人すべてに頭痛が起こるわけではありません。
逆に、肩こりがそれほど強くなくても緊張型頭痛になる方もいます。
つまり、筋肉だけではなく、神経や脳の働き、自律神経なども関係しているため、人によって原因は異なります。
緊張型頭痛を起こしやすい生活習慣
次のような生活習慣は、緊張型頭痛の誘因になることがあります。
- 長時間のデスクワーク
- スマートフォンを長時間見る
- 運動不足
- 睡眠不足
- 精神的ストレス
- 長時間同じ姿勢を続ける
これらを改善することは、頭痛予防にもつながります。
整体で改善が期待できるケース
病院で異常がなく、筋肉の緊張や姿勢、自律神経の乱れなどが関係している場合は、身体全体のバランスを整えることで症状の改善が期待できるケースがあります。
当院では、首や肩だけを見るのではなく、姿勢や背骨、自律神経、身体全体の状態を評価しながら施術を行っています。
こんな頭痛は病院を受診しましょう
次のような症状がある場合は、緊張型頭痛ではなく危険な頭痛の可能性があります。
- 突然の激しい頭痛
- 今まで経験したことがない頭痛
- 高熱を伴う
- 手足のしびれや麻痺
- ろれつが回らない
- 意識障害がある
このような場合は、速やかに医療機関を受診してください。
まとめ
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の緊張だけではなく、精神的ストレス、自律神経の乱れ、脳や神経の痛みを調整する機能の変化など、さまざまな要因が関係して起こります。
そのため、筋肉だけに注目するのではなく、生活習慣や姿勢、ストレスなども含めて見直すことが、頭痛の改善につながります。
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