頭痛とめまいが同時に起こる原因
頭痛とめまいが同時に起こる原因とは?|片頭痛や耳の病気などを解説
「頭痛とめまいが同時に起こるのはなぜ?」
「頭が痛いときに、ふわふわする感じがする」
「頭痛と一緒にぐるぐる回るようなめまいがする」
このように、頭痛とめまいが同時に起こると、何が原因なのか不安になる方も多いのではないでしょうか。
頭痛とめまいが同時に起こる原因として、片頭痛や前庭性片頭痛などが考えられます。
そのほかにも、緊張型頭痛、起立性調節障害、耳の病気、脱水、睡眠不足など、さまざまな原因があります。
また、突然の激しい頭痛とめまいに、ろれつが回らない、手足がしびれる、歩けないなどの神経症状が伴う場合には、脳や血管の病気が原因となる二次性頭痛の可能性もあるため、注意が必要です。
この記事では、頭痛とめまいが同時に起こる代表的な原因と、めまいの種類による違い、危険な症状の見分け方、受診の目安について解説します。
頭痛とめまいが同時に起こる原因は?
頭痛とめまいが同時に起こる原因は一つではありません。
| 原因 | めまいの特徴 | 頭痛の特徴 |
|---|---|---|
| 片頭痛・前庭性片頭痛 | ふわふわ・ぐるぐるすることがある | ズキズキすることが多い |
| 緊張型頭痛 | ふらつき・ふわふわ感を伴うことがある | 重い・締め付けられるような痛み |
| 起立性調節障害 | 立ち上がったときのふらつき・立ちくらみ | 朝の頭痛などを伴うことがある |
| 耳の病気 | ぐるぐる回るようなめまい | 頭痛を伴う場合がある |
| 脱水・睡眠不足など | ふらつき・立ちくらみ | 頭が重い、痛いなど |
| 二次性頭痛 | 強いめまい・ふらつきなど | 突然の激痛など |
「めまい」と一言でいっても、実際にはぐるぐる回る、ふわふわする、立ちくらみがする、体が揺れる感じがするなど、さまざまなタイプがあります。
そのため、頭痛とめまいの原因を考えるときは、どのようなめまいなのかを確認することが重要です。
頭痛とめまいが同時に起こる代表的な原因は片頭痛
片頭痛では、頭痛だけでなく、めまいやふらつきを伴うことがあります。
片頭痛では、
- ズキズキする頭痛
- 吐き気や嘔吐
- めまい・ふらつき
- 光がまぶしい
- 音がつらい
- においがつらい
- 動くと頭痛が悪化する
などの症状がみられることがあります。
特に、頭痛とともに吐き気や光・音への過敏があり、めまいも繰り返す場合は、片頭痛との関連が考えられます。
めまいが主症状なら前庭性片頭痛の可能性も
頭痛よりもめまいが目立つ場合は、前庭性片頭痛が関係していることがあります。
前庭性片頭痛では、
- ぐるぐる回るようなめまい
- ふわふわする感じ
- 体が揺れているような感覚
- 頭を動かすとめまいが強くなる
- 吐き気や嘔吐
- 光がまぶしい
- 音がつらい
- 片頭痛のような頭痛
などの症状が起こることがあります。
前庭性片頭痛では、めまいと頭痛が必ず同時に起こるとは限りません。
そのため、「めまいがあるけれど頭痛がないから片頭痛ではない」とは限りません。
頭痛とふわふわするめまいがある場合
「ぐるぐる回る」というよりも、体がふわふわする、地面が揺れているような感じがする場合があります。
このようなふわふわ感は、
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 自律神経の乱れ
- 睡眠不足
- 疲労
- ストレス
- 脱水
など、さまざまな原因で起こることがあります。
ただし、ふわふわするめまいが長く続く場合や、頭痛が以前と違う場合は、自己判断せず医療機関で相談することが大切です。
頭痛とぐるぐるするめまいがある場合
周囲がぐるぐる回るようなめまいは「回転性めまい」と呼ばれます。
回転性めまいでは、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる器官の異常が関係していることがあります。
代表的なものとして、
- 良性発作性頭位めまい症
- メニエール病
- 前庭性片頭痛
などがあります。
耳鳴りや難聴、耳が詰まった感じなどを伴う場合は、耳の病気が関係している可能性もあるため、耳鼻咽喉科で相談することをおすすめします。
頭痛と立ちくらみがある場合は起立性調節障害も
立ち上がったときにふらつく、目の前が暗くなる、朝に頭痛がするといった場合は、起立性調節障害などが関係していることがあります。
特に子どもや思春期では、
- 朝起きるのがつらい
- 立ち上がるとふらつく
- 立っていると気分が悪くなる
- 朝に頭痛がする
- 午前中に体調が悪い
- 動悸がする
- 食欲が低下する
などの症状がみられることがあります。
起立性調節障害は、特に思春期の子どもにみられることがあります。
頭痛と立ちくらみが繰り返し起こる場合は、頭痛だけでなく、起立時の症状にも注目してみましょう。
緊張型頭痛でもめまいが起こる?
緊張型頭痛では、頭痛とともにふらつきやふわふわした感じを訴える方もいます。
緊張型頭痛では、
- 頭が重い
- 頭全体が締め付けられる
- 首や肩がこる
- 疲れると頭痛が強くなる
- ふわふわする感じがある
などの症状がみられることがあります。
ただし、強い回転性めまいや、ろれつが回らない、歩けないなどの症状を伴う場合は、緊張型頭痛だけだと考えないことが大切です。
頭痛とめまいに吐き気がある場合
頭痛、めまい、吐き気が同時に起こる場合は、片頭痛や前庭性片頭痛などが考えられます。
例えば、
- ズキズキする頭痛
- ぐるぐる・ふわふわするめまい
- 吐き気や嘔吐
- 光がまぶしい
- 音がつらい
といった症状が一緒に起こる場合です。
一方で、激しい頭痛とめまい、繰り返す嘔吐、意識障害などがある場合は、別の病気が原因となっている可能性もあります。
特に突然発症した場合は注意が必要です。
頭痛とめまいが朝に起こる原因
朝に頭痛とめまいが起こる場合は、さまざまな原因が考えられます。
例えば、
- 睡眠不足
- 睡眠リズムの乱れ
- 脱水
- 起立性調節障害
- 片頭痛
- 自律神経の変化
などです。
特に、起き上がったときにふらつく、目の前が暗くなる、朝に体調が悪く午後になると楽になるという場合は、起立性調節障害などが関係している可能性があります。
頭痛とめまいが毎日のように続く場合
頭痛とめまいが毎日のように続く場合は、単なる疲労や肩こりだけだと考えず、原因を確認することが大切です。
毎日のように症状がある場合には、
- 片頭痛
- 前庭性片頭痛
- 緊張型頭痛
- 起立性調節障害
- 耳の病気
- 薬物乱用頭痛
- 自律神経に関連する不調
- 二次性頭痛
などが考えられます。
特に、頭痛薬を頻繁に使用している場合は、薬物乱用頭痛の可能性も考える必要があります。
頭痛とめまいがあるときに注意したい危険な症状
頭痛とめまいがあるからといって、すべてが危険な病気というわけではありません。
しかし、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- これまで経験したことのない激しい頭痛がある
- 突然、激しいめまいが起こった
- 歩けないほどのふらつきがある
- ろれつが回らない
- 片側の手足に力が入らない
- 手足がしびれる
- 顔の片側が動かしにくい
- 物が二重に見える
- 意識がもうろうとしている
- けいれんがある
- 繰り返し激しく嘔吐している
- 高熱や強い首のこわばりがある
このような場合は、頭痛やめまいを自己判断で様子を見るのではなく、早急に医療機関へ相談してください。
頭痛とめまいがあるときのセルフチェック
まず、自分の「めまい」がどのタイプなのかを確認してみましょう。
ぐるぐる回る
- □ 周囲が回っているように感じる
- □ 体が回転しているように感じる
- □ 頭を動かすと強くなる
- □ 吐き気や嘔吐がある
- □ 耳鳴りや難聴がある
ふわふわする
- □ 地面が揺れているように感じる
- □ 体が浮いているように感じる
- □ 頭痛と一緒に起こる
- □ 疲れると悪化する
- □ 光や音がつらい
立ちくらみ・ふらつき
- □ 立ち上がると目の前が暗くなる
- □ 朝に症状が強い
- □ 長く立っていると気分が悪くなる
- □ 動悸がする
- □ 水分不足で悪化する
これらの症状だけで原因を確定することはできません。
症状が繰り返す場合は、頭痛やめまいが起こった日時、持続時間、きっかけ、吐き気や耳の症状などを記録しておくと、医療機関で相談するときにも役立ちます。
頭痛とめまいがあるときの対処法
危険な症状がなく、以前から同じような症状を繰り返している場合は、まず安全な場所で座るか横になり、転倒しないようにしましょう。
片頭痛が関係している場合は、
- 暗く静かな場所で休む
- 強い光を避ける
- 大きな音を避ける
- 水分を少しずつとる
などを心がけるとよいでしょう。
立ちくらみがある場合は、急に立ち上がらず、ゆっくり姿勢を変えることも大切です。
めまいがあるときは転倒の危険があるため、無理に歩いたり運転したりしないようにしましょう。
頭痛とめまいを予防するには?
頭痛とめまいを繰り返す場合は、日常生活の中で症状が起こりやすい条件を確認してみましょう。
- 睡眠時間を確保する
- 食事を抜かない
- こまめに水分をとる
- 疲労をためすぎない
- ストレスをため込みすぎない
- 急に立ち上がらない
- 頭痛やめまいが起こった日時を記録する
特に、睡眠不足、空腹、水分不足などが頭痛やめまいのきっかけになる方もいます。
症状が起こるタイミングを記録することで、自分の誘因を把握しやすくなります。
頭痛とめまいがあるときは何科を受診する?
頭痛とめまいを繰り返している場合は、脳神経内科、頭痛外来、脳神経外科などで相談することができます。
特に、頭痛が中心で、吐き気や光・音への過敏を伴う場合は、頭痛外来や脳神経内科などへの相談が適しています。
一方、
- 耳鳴りがある
- 難聴がある
- 耳が詰まった感じがする
- ぐるぐる回るめまいを繰り返す
といった場合は、耳鼻咽喉科への相談も検討しましょう。
また、立ち上がったときのふらつきや朝の体調不良が目立つ場合は、特に子どもや思春期では起立性調節障害なども考えられるため、小児科などで相談することも大切です。
突然の激しい頭痛、突然の強いめまい、ろれつが回らない、手足の麻痺・しびれ、歩けない、意識障害などがある場合は、通常の外来受診を待たず、早急に医療機関へ相談してください。
まとめ
頭痛とめまいが同時に起こる原因として、片頭痛や前庭性片頭痛が代表的です。
特に、
- ズキズキする頭痛
- 吐き気や嘔吐
- 光や音がつらい
- ふわふわ・ぐるぐるするめまい
などが繰り返し起こる場合は、片頭痛との関連が考えられます。
一方で、
- 立ち上がるとふらつく
- 朝に頭痛やめまいが強い
- 長時間立っていると気分が悪くなる
場合は、起立性調節障害などが関係している可能性もあります。
また、耳鳴りや難聴を伴う回転性めまいでは、耳の病気が関係していることもあります。
ただし、頭痛とめまいがあるというだけでは、原因を特定することはできません。
突然の激しい頭痛やめまい、ろれつが回らない、手足の麻痺・しびれ、歩けない、意識障害、物が二重に見えるなどの症状がある場合は、危険な病気の可能性もあるため、早急に医療機関を受診してください。
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なお、突然の激しい頭痛やめまい、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、歩けない、急な視力・視野異常などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。
頭痛とめまいを繰り返している方は、お気軽にご相談ください。



