頭痛と目の奥が痛む原因とは?
頭痛と目の奥が痛む原因とは?|片頭痛・群発頭痛などを解説
「頭痛と一緒に目の奥が痛むのはなぜ?」
「目の奥がズキズキして、頭まで痛くなる」
「目の奥の痛みは眼精疲労が原因?」
このように、頭痛と目の奥の痛みが同時に起こると、何が原因なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
頭痛と目の奥の痛みが同時に起こる原因として代表的なのは、片頭痛や群発頭痛です。
そのほかにも、眼精疲労、副鼻腔炎、三叉神経痛、目の病気など、さまざまな原因が考えられます。
また、急な視力低下や強い目の痛み、突然の激しい頭痛などを伴う場合には、早急な診察が必要な病気が隠れている可能性もあります。
そのため、「目の奥が痛いから眼精疲労」と自己判断せず、頭痛の痛み方や目・鼻などの症状を合わせて確認することが大切です。
この記事では、頭痛と目の奥の痛みが同時に起こる代表的な原因と、それぞれの特徴、危険な症状との見分け方、受診の目安について解説します。
頭痛と目の奥が痛む原因は?
頭痛と目の奥の痛みには、さまざまな原因があります。
| 原因 | 痛みの特徴 | 主な症状 |
|---|---|---|
| 片頭痛 | ズキズキ・脈打つような痛み | 吐き気、光や音への過敏など |
| 群発頭痛 | 片側の目の奥の非常に強い痛み | 涙、目の充血、鼻水など |
| 眼精疲労 | 目の奥の重さ・痛み | 目の疲れ、かすみ、乾燥など |
| 副鼻腔炎 | 目の奥・眉間・額の圧迫感や痛み | 鼻づまり、鼻水など |
| 三叉神経痛 | 電気が走るような鋭い痛み | 顔への刺激で痛みが誘発されることがある |
| 眼科的な病気 | 目の痛みと頭痛 | 視力低下、目の充血など |
| 二次性頭痛 | 原因となる病気によって異なる | 突然の激痛や神経症状など |
「目の奥が痛い」という場所だけでは原因を特定できません。
ズキズキするのか、重いのか、片側だけなのか、目が赤いのか、視力に変化があるのかなどを確認することが重要です。
頭痛と目の奥がズキズキするなら片頭痛
目の奥やこめかみ、おでこなどがズキズキ・ドクンドクンと脈打つように痛む場合は、片頭痛が代表的な原因の一つです。
片頭痛では、
- 目の奥がズキズキする
- こめかみが痛む
- おでこが痛む
- 片側または両側が痛む
- 動くと痛みが強くなる
- 吐き気や嘔吐がある
- 光がまぶしく感じる
- 音がつらく感じる
- においがつらく感じる
などの症状を伴うことがあります。
片頭痛は必ずしも片側だけに起こるわけではなく、両側に痛みを感じることもあります。
また、目の奥の痛みを「目の病気」と感じていても、実際には片頭痛の症状として目の奥に痛みを感じている場合があります。
片側の目の奥が非常に痛いなら群発頭痛
片側の目の奥に非常に強い痛みが起こる場合は、群発頭痛が考えられることがあります。
群発頭痛では、
- 片側の目の奥が非常に強く痛む
- 目の周囲からこめかみにかけて痛む
- 痛む側の目が赤くなる
- 涙が出る
- 鼻水が出る
- 鼻が詰まる
- まぶたが腫れる
- 痛みのためにじっとしていられない
などの特徴があります。
群発頭痛では、片側の目の奥を中心とした非常に強い痛みが、一定期間に集中して繰り返すことがあります。
「目の奥が痛い」というだけでなく、片側の目の奥の激痛+涙・目の充血・鼻水などがある場合は、群発頭痛の可能性も考えましょう。
目の奥が重い・疲れるなら眼精疲労
目を長時間使った後に、目の奥の重さや痛みと頭痛が起こる場合は、眼精疲労が関係している可能性があります。
例えば、
- スマートフォンを長時間見る
- パソコン作業が長い
- 目が乾く
- 目がかすむ
- ピントが合いにくい
- 目の奥が重い
- 眉間やおでこも痛む
- 目を使うと症状が悪化する
などの症状を伴うことがあります。
ただし、目の疲れだけでなく、視力の変化や眼疾患などが関係している場合もあります。
目の痛みや視力の異常が続く場合は、眼科で確認してもらいましょう。
目の奥と眉間が痛くて鼻づまりがあるなら副鼻腔炎
目の奥や眉間、おでこの痛みに加えて鼻づまりや鼻水がある場合は、副鼻腔炎が関係している可能性があります。
副鼻腔炎では、
- 目の奥が痛い
- 眉間が痛い
- おでこが痛い
- 頬が痛い
- 鼻が詰まる
- 鼻水が出る
- 鼻水がのどに流れる
- 嗅覚が低下する
- 発熱することがある
などの症状がみられることがあります。
鼻症状と顔面の痛み・圧迫感が一緒に起こっている場合は、頭痛だけが原因ではない可能性があります。
「目の奥が痛い+鼻づまり」「眉間が痛い+鼻水」などが続く場合は、耳鼻咽喉科で相談することをおすすめします。
目の奥が電気が走るように痛い場合
目の奥や眉間、顔面に電気が走るような鋭い痛みが短時間起こる場合は、三叉神経痛などの神経痛が関係していることがあります。
三叉神経痛では、
- 電気が走るような痛み
- 針で刺されるような痛み
- 数秒から数分程度の鋭い痛み
- 顔を触ると痛みが誘発される
- 洗顔や歯磨きで痛みが起こる
- 噛む・話すなどの動作で痛む
などの特徴があります。
ズキズキと長く続く頭痛とは違い、瞬間的にビリッと走るような痛みを繰り返す場合は、神経痛の可能性も考えられます。
頭痛と目の奥の痛みに吐き気がある場合
頭痛と目の奥の痛みに吐き気や嘔吐が伴う場合は、片頭痛が考えられることがあります。
片頭痛では、
- 目の奥がズキズキする
- 吐き気や嘔吐がある
- 光がまぶしい
- 音がつらい
- においがつらい
- 動くと頭痛が悪化する
などの症状が起こることがあります。
一方、突然の激しい頭痛と目の痛み、繰り返す嘔吐、意識障害などがある場合は、片頭痛以外の病気が原因となっている可能性もあるため注意が必要です。
目の奥の痛みと首・肩のこりがある場合
目の奥の痛みに加えて首や肩のこりを感じる場合は、緊張型頭痛や筋肉の緊張などが関係していることがあります。
例えば、
- 目を使うと首や肩もこる
- 夕方になると目の奥が重くなる
- 首や肩がこると頭痛がする
- 後頭部から目の周囲にかけて重さを感じる
といった症状です。
ただし、片頭痛でも首や肩の痛みが伴うことがあります。
そのため、「目の奥+首や肩のこり=眼精疲労」と決めつけないことが大切です。
目の奥が痛くて目が赤い場合は注意
目の奥の痛みに目の充血や視力低下などが伴う場合は、頭痛だけではなく目の病気が原因となっている可能性があります。
特に、
- 目が強く赤い
- 急に視力が低下した
- 光の周りに虹のような輪が見える
- 強い目の痛みがある
- 吐き気や嘔吐を伴う
などの場合は、急性閉塞隅角緑内障など、緊急の対応が必要な眼疾患が隠れている可能性があります。
このような症状がある場合は、頭痛だと思って様子を見るのではなく、早急に眼科などの医療機関を受診してください。
頭痛と目の奥の痛みが毎日のように続く場合
頭痛と目の奥の痛みが毎日のように続く場合は、単なる眼精疲労だけだと考えず、原因を確認することが大切です。
毎日のように症状がある場合には、
- 慢性片頭痛
- 慢性緊張型頭痛
- 薬物乱用頭痛
- 眼精疲労
- 副鼻腔炎
- 眼科的な病気
- 二次性頭痛
などが考えられます。
特に、頭痛薬を頻繁に使用している場合は、薬物乱用頭痛の可能性も考える必要があります。
頭痛と目の奥の痛みに注意したい危険な症状
頭痛と目の奥の痛みがあるからといって、すべてが危険な病気というわけではありません。
しかし、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- これまで経験したことのない激しい頭痛がある
- 急に目の奥が強く痛み始めた
- 急な視力低下がある
- 視野が欠ける
- 物が二重に見える
- 目が強く赤くなっている
- 強い目の痛みと吐き気・嘔吐がある
- 意識がもうろうとしている
- 手足に力が入らない
- 手足がしびれる
- ろれつが回らない
- けいれんがある
- 高熱や強い首のこわばりがある
このような場合は、頭痛薬を飲んで様子を見るだけにせず、早急に医療機関へ相談してください。
頭痛と目の奥の痛みのセルフチェック
自分の症状を確認してみましょう。
- □ 目の奥がズキズキする
- □ 脈打つように痛む
- □ 片側の目の奥だけが痛い
- □ 両側の目の奥が痛い
- □ 吐き気や嘔吐がある
- □ 光がまぶしく感じる
- □ 音がつらく感じる
- □ 目を使うと痛みが強くなる
- □ 目が乾く・かすむ
- □ 鼻づまりや鼻水がある
- □ 目が赤い
- □ 涙が出る
- □ 電気が走るような鋭い痛みがある
- □ 首や肩もこっている
- □ 頭痛が毎日のように続いている
- □ 頭痛薬を飲む回数が増えている
これらの項目に当てはまるからといって、特定の病気と決まるわけではありません。
症状が繰り返す場合は、頭痛が起こった日時、目の痛みの程度、視力の変化、鼻や耳の症状、吐き気などを記録しておくと、医療機関で相談するときにも役立ちます。
頭痛と目の奥が痛いときの対処法
危険な症状がなく、以前から同じような頭痛を繰り返している場合は、まず無理をせず休みましょう。
片頭痛の場合は、
- 暗く静かな場所で休む
- 強い光を避ける
- 大きな音を避ける
- 強いにおいを避ける
- 水分を少しずつとる
などが役立つ場合があります。
目の疲れが関係している場合は、スマートフォンやパソコンなどの画面から離れて目を休ませることも大切です。
ただし、目の強い痛みや視力異常がある場合は、セルフケアだけで様子を見ず、眼科などで確認しましょう。
頭痛と目の奥の痛みを予防するには?
頭痛と目の奥の痛みを繰り返す場合は、日常生活の中で症状が起こりやすい条件を確認してみましょう。
- 睡眠時間を確保する
- 食事を抜かない
- こまめに水分をとる
- 長時間の画面作業を続けない
- 適度に目を休ませる
- 疲労をためすぎない
- ストレスをため込みすぎない
- 頭痛が起こった日時を記録する
特に、睡眠不足、空腹、脱水、目の使いすぎなどが頭痛のきっかけになる方もいます。
症状が起こったときの状況を記録することで、自分の頭痛の誘因を把握しやすくなります。
頭痛と目の奥の痛みがあるときは何科を受診する?
頭痛を繰り返している場合は、脳神経内科、頭痛外来、脳神経外科などで相談することができます。
一方、
- 視力が低下している
- 目が強く赤い
- 目そのものが強く痛む
- 視野に異常がある
- 物が二重に見える
などの症状がある場合は、眼科への相談が大切です。
また、鼻づまりや鼻水、嗅覚低下などが目立つ場合は、耳鼻咽喉科への相談も検討しましょう。
頭痛や目の奥の痛みが頻繁に起こる、以前より強くなっている、痛み方が変わった、日常生活に支障が出ている場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。
突然の激しい頭痛、急な視力低下、強い目の痛み、意識障害、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らないなどがある場合は、通常の外来受診を待たず、早急に医療機関へ相談してください。
まとめ
頭痛と目の奥の痛みが同時に起こる原因として、片頭痛や群発頭痛が代表的です。
特に、
- 目の奥がズキズキする
- 吐き気や嘔吐がある
- 光や音がつらい
- 動くと痛みが悪化する
場合は、片頭痛の特徴と一致することがあります。
一方、
- 片側の目の奥が非常に強く痛む
- 同じ側の目が赤くなる
- 涙や鼻水が出る
場合は、群発頭痛の可能性もあります。
また、目を使った後に目の奥が重く痛む場合は眼精疲労、目の奥や眉間の痛みに鼻づまりや鼻水が伴う場合は副鼻腔炎などが関係している可能性があります。
さらに、目の奥の痛みに視力低下や強い目の充血などが伴う場合は、眼科的な病気が原因となっている可能性もあります。
ただし、「目の奥が痛い」という場所だけでは原因を判断できません。
突然の激しい頭痛、急な視力低下、強い目の痛み、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、危険な病気の可能性もあるため、早急に医療機関を受診してください。
関連記事
- 頭痛とは
- 頭痛の原因とは?|頭痛が起こる仕組みと主な原因をわかりやすく解説
- 頭痛の種類とは?|あなたの頭痛はどのタイプ?
- 一次性頭痛とは?|病気がなくても起こる頭痛
- 二次性頭痛とは?|命に関わる危険な頭痛
- 片頭痛とは?原因・症状・治し方
- 片頭痛
- 緊張型頭痛とは?原因・症状・治し方
- 緊張型頭痛
- 群発頭痛とは?原因・症状・治し方
- 群発頭痛
- 天気頭痛とは?原因・症状・治し方
- 天気頭痛
- 後頭神経痛とは?原因・症状・治し方
- 後頭神経痛
- 薬物乱用頭痛とは?原因・症状・治し方
- 薬物乱用頭痛
- 頭痛の原因は首こり?なぜ首が痛むと頭痛が起こるのか
- 危険な頭痛
- MRIで異常なしと言われた頭痛の原因とは?
- 月経周期による頭痛とは?原因・症状・治し方
- 月経周期による頭痛はなぜ起こる?原因を詳しく解説
- 月経周期の頭痛
- 子どもの頭痛
- 起立性調節障害
- 片頭痛の薬の種類と使い方
- 整体で頭痛は改善する?
- 頭痛専門整体Cielの施術
🕊️頭痛専門整体Ciel
「頭痛と一緒に目の奥まで痛くなる」「目の奥の痛みを繰り返している」「病院で検査をしても異常がないと言われたけれど頭痛が続いている」とお悩みではありませんか?
頭痛専門整体Cielでは、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランス、自律神経の状態などを確認しながら、頭痛の状態に合わせた身体面からのケアを行っています。
なお、突然の激しい頭痛、急な視力低下、強い目の痛み、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らないなどがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。
頭痛と目の奥の痛みを繰り返している方は、お気軽にご相談ください。



