頭痛のときにやってはいけないこと
頭痛のときにやってはいけないこと|悪化を防ぐための注意点
「頭痛が起きたとき、何をしてはいけない?」
「頭痛があるけれど、運動しても大丈夫?」
「頭痛薬を何度も飲んでもいい?」
頭痛が起こると、少しでも早く痛みを和らげたいと思う方は多いでしょう。
しかし、頭痛の種類によっては、やっていることがかえって頭痛を悪化させたり、長引かせたりすることがあります。
特に、頭痛薬の使いすぎ、無理な運動、飲酒、睡眠や食事の乱れなどには注意が必要です。
また、突然の激しい頭痛や、手足の麻痺・しびれ、意識障害などを伴う場合は、セルフケアをする前に医療機関で診察を受ける必要があります。
この記事では、頭痛が起きたときに避けたい行動と、その理由、頭痛が起きたときの適切な対処法について解説します。
頭痛のときにやってはいけないこと7つ
頭痛が起こったときは、次のような行動に注意しましょう。
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| ① 頭痛を無理に我慢する | 痛みが強くなり、日常生活に支障が出ることがある |
| ② 頭痛薬を自己判断で頻繁に飲む | 薬物乱用頭痛につながる可能性がある |
| ③ 激しい運動をする | 片頭痛などでは痛みが悪化することがある |
| ④ 飲酒する | 頭痛を悪化させる場合がある |
| ⑤ 睡眠や食事を極端に乱す | 頭痛の誘因になることがある |
| ⑥ 強く頭や首を刺激する | 頭痛の種類によっては痛みを悪化させることがある |
| ⑦ 危険な頭痛を自己判断で放置する | 重大な病気を見逃す可能性がある |
ただし、すべての頭痛に同じ対応が当てはまるわけではありません。
「どのタイプの頭痛なのか」「いつもの頭痛なのか」「危険な症状がないか」を確認することが大切です。
① 頭痛を無理に我慢し続けない
頭痛が起きたときに、痛みをひたすら我慢し続けることはおすすめできません。
特に片頭痛では、痛みが強くなってから対処するよりも、発作の早い段階で適切に対処したほうが、日常生活への影響を抑えやすい場合があります。
頭痛があるのに無理をして仕事や家事を続けたり、強い光や大きな音の中で過ごしたりすると、つらさが増すこともあります。
頭痛が起こったときは、可能であれば静かで刺激の少ない環境で休みましょう。
ただし、「我慢できるから大丈夫」とも限りません。
突然起こった激しい頭痛や、今まで経験したことのない頭痛の場合は、痛みを我慢するのではなく、早急に医療機関へ相談してください。
② 頭痛薬を自己判断で何度も飲まない
頭痛が起こるたびに鎮痛薬を使用する方は注意が必要です。
頭痛薬は適切に使用することで頭痛の治療に役立ちますが、使用頻度が高くなると薬物乱用頭痛につながることがあります。
例えば、
- 頭痛が起こるたびに薬を飲む
- 薬を飲む日が徐々に増えている
- 薬が切れるとまた頭痛がする
- 以前より薬が効きにくくなったと感じる
- 複数の頭痛薬を使い分けている
- 頭痛がない日にも予防目的で鎮痛薬を飲む
などの場合は注意しましょう。
薬物乱用頭痛では、薬の種類によって過剰使用とされる基準が異なります。
そのため、「別の種類の薬なら大丈夫」「市販薬だから問題ない」と考えず、1か月に何日薬を使用しているかを確認することが重要です。
③ 頭痛があるときに激しい運動をしない
頭痛があるときに、無理に激しい運動をするのは避けたほうがよいでしょう。
特に片頭痛では、歩いたり階段を上ったりするなどの日常的な身体活動でも、痛みが強くなることがあります。
頭痛がある状態で、
- ランニング
- 筋力トレーニング
- 激しいスポーツ
- 長時間のトレーニング
などを行うと、痛みが悪化する可能性があります。
頭痛があるときは、無理に汗をかいて治そうとせず、まず休息を優先しましょう。
ただし、運動すると必ず頭痛が起こる、特に激しい運動中に突然強い頭痛が起こるという場合は、運動を中止して医療機関へ相談してください。
④ 頭痛のときに飲酒しない
頭痛があるときの飲酒は避けることをおすすめします。
アルコールは人によって頭痛の誘因になることがあります。
特に片頭痛がある方では、アルコールを飲んだ後に頭痛が起こったり、頭痛が悪化したりする場合があります。
また、アルコールによって脱水が進むと、頭痛につながる可能性もあります。
さらに、頭痛薬の中にはアルコールとの併用に注意が必要なものがあります。
そのため、頭痛があるときに「お酒を飲んで気分転換する」という方法は避けたほうがよいでしょう。
⑤ 頭痛のときに睡眠や食事を極端に乱さない
頭痛があると、ずっと寝ていたくなったり、食事を抜いてしまったりすることがあります。
しかし、睡眠時間や食事のリズムを大きく乱すことが、頭痛の誘因になる場合があります。
例えば、
- 極端な寝不足
- 普段より大幅に寝すぎる
- 食事を抜く
- 長時間何も食べない
- 水分をほとんどとらない
などです。
頭痛があるときは、できるだけ普段の生活リズムを大きく崩さないようにしましょう。
特に脱水や空腹は、頭痛を誘発する要因になることがあります。
⑥ 頭や首を強く揉みすぎない
頭痛があると、頭や首、こめかみなどを強く揉みたくなることがあります。
しかし、強い刺激を加えれば頭痛が改善するとは限りません。
特に片頭痛の発作中は、頭皮や首などへの刺激そのものが不快に感じられることがあります。
また、痛い場所を強く押したり、首を勢いよくひねったりするような自己流のケアは避けましょう。
頭痛があるときは、痛みを無理に押さえ込もうとするのではなく、刺激の少ない状態で休むことが大切です。
首や肩の筋肉の緊張が関係する頭痛の場合でも、強い刺激よりも、状態に合わせて無理のない範囲でケアすることが重要です。
⑦ 危険な頭痛を「いつもの頭痛」と決めつけない
頭痛を繰り返している方ほど注意したいのが、「いつもの頭痛だから大丈夫」と自己判断してしまうことです。
特に次のような頭痛は注意してください。
- 突然、非常に強い頭痛が起こった
- 今まで経験したことのない頭痛が起こった
- 短時間で痛みがピークになった
- 時間とともに頭痛が強くなっている
- 手足に力が入らない
- 手足がしびれる
- 顔の片側が動かしにくい
- ろれつが回らない
- 言葉が出ない
- 意識がもうろうとする
- けいれんがある
- 突然歩けなくなった
- 物が二重に見える
- 視野が欠ける
- 高熱や強い首のこわばりがある
- 頭をぶつけた後から頭痛が続いている
このような場合は、セルフケアを続けるのではなく、早急に医療機関へ相談してください。
片頭痛のときにやってはいけないこと
片頭痛では、頭痛が起こると光や音、においなどの刺激がつらくなることがあります。
そのため、発作中は、
- 強い光を浴び続ける
- 大きな音の中で過ごす
- 強いにおいのする場所にいる
- 激しい運動をする
- 無理をして仕事や家事を続ける
- アルコールを飲む
などを避け、できるだけ刺激を減らして休むことが大切です。
片頭痛の発作では、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
緊張型頭痛のときにやってはいけないこと
緊張型頭痛では、頭全体が締め付けられるような痛みや、首・肩のこりを伴うことがあります。
このような場合でも、
- 痛みを我慢して長時間同じ作業を続ける
- 首や肩を強く揉み続ける
- 極端に運動を避けて身体を動かさなくなる
- 睡眠時間を大きく乱す
といった対応には注意が必要です。
緊張型頭痛では、適度に身体を動かしたり、休憩をとったりすることが役立つ場合があります。
ただし、頭痛が急に強くなった場合や、いつもの緊張型頭痛とは違う症状がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
頭痛薬を飲むときに注意したいこと
頭痛薬は、適切に使用すれば頭痛の治療に役立ちます。
一方で、
- 用法・用量を守らない
- 短時間に何度も追加する
- 複数の薬を自己判断で組み合わせる
- 頭痛がないのに予防目的で鎮痛薬を飲む
- 薬を飲む日が増えているのに、そのまま使い続ける
といった使い方には注意が必要です。
頭痛薬の使用頻度が高くなっている場合は、薬を追加することよりも、頭痛そのものの治療について医療機関へ相談することが重要です。
頭痛があるときは何をすればいい?
頭痛が起こったときは、「何をしないか」だけでなく、適切に休むことも大切です。
例えば、
- 静かな場所で休む
- 強い光を避ける
- 必要に応じて水分をとる
- 空腹なら軽く食事をとる
- 無理な運動を控える
- 睡眠不足を避ける
- 医師から指示されている薬があれば適切に使用する
- 頭痛が起こった日時や症状を記録する
などを心がけましょう。
ただし、頭痛の種類によって適した対処法は異なります。
例えば、片頭痛では暗く静かな場所で休むことが楽になる場合がありますが、緊張型頭痛では軽い運動や休憩などが役立つ場合があります。
頭痛が起きたときのセルフチェック
頭痛が起こったら、次の項目を確認してみましょう。
- □ いつもの頭痛と同じか
- □ 突然、非常に強くなった頭痛ではないか
- □ 今まで経験したことのない頭痛ではないか
- □ 手足のしびれや麻痺がないか
- □ ろれつが回らないことはないか
- □ 意識がおかしくなっていないか
- □ 視力・視野に異常がないか
- □ 高熱や強い首のこわばりがないか
- □ 頭痛薬を頻繁に使用していないか
- □ 睡眠不足や空腹、水分不足がないか
危険な症状がある場合は、セルフケアをする前に医療機関へ相談してください。
頭痛のときにやってはいけないことまとめ
頭痛が起きたときは、次のような行動に注意しましょう。
- 頭痛を無理に我慢し続けない
- 頭痛薬を自己判断で頻繁に飲まない
- 頭痛があるときに激しい運動をしない
- 頭痛があるときの飲酒を避ける
- 睡眠や食事を極端に乱さない
- 頭や首を強く揉みすぎない
- 危険な頭痛を「いつもの頭痛」と決めつけない
特に注意したいのが、頭痛薬の使いすぎと危険な頭痛の見逃しです。
頭痛薬を使用する日が増えている場合は、薬物乱用頭痛の可能性も考え、自己判断で薬を増やし続けないようにしましょう。
また、突然の激しい頭痛、今まで経験したことのない頭痛、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、意識障害、けいれん、急な視力・視野異常、高熱や強い首のこわばりなどがある場合は、早急に医療機関を受診してください。
頭痛は種類によって適切な対処法が異なります。
「何をしても頭痛が治らない」「頭痛を繰り返している」「薬を飲む回数が増えている」という場合は、頭痛の原因や種類を一度整理してみることをおすすめします。
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頭痛を繰り返していて、日常生活での対処法を知りたい方もお気軽にご相談ください。



