頭痛の原因を知る5つのチェック項目

    頭痛の原因を知る5つのチェック項目|痛む場所や症状から原因を考える方法

    「頭痛の原因を自分でチェックしたい」

    「頭のどこが痛むかで原因がわかる?」

    「毎回同じような頭痛がするけれど、何が原因なの?」

    頭痛が起こると、このように原因を知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

    頭痛の原因を考えるときは、痛む場所だけでなく、痛み方、起こる時間や頻度、一緒に出る症状、生活習慣、頭痛薬の使用状況などを確認することが大切です。

    例えば、ズキズキする頭痛に吐き気や光への過敏を伴う場合は片頭痛が考えられます。一方、頭全体が締め付けられるように痛み、首や肩のこりを伴う場合は緊張型頭痛が考えられます。

    ただし、セルフチェックだけで頭痛の原因を確定することはできません。

    特に、突然の激しい頭痛や、手足の麻痺・しびれ、意識障害、視覚異常などを伴う場合は、危険な二次性頭痛の可能性があるため、早急に医療機関を受診する必要があります。

    この記事では、頭痛の原因を考えるために確認したい5つのチェック項目を詳しく解説します。


    頭痛の原因を知る5つのチェック項目

    頭痛の原因を考えるときは、次の5項目をチェックしてみましょう。

    チェック項目確認することわかること
    ① 痛む場所・痛み方どこが、どのように痛むか頭痛の種類を考える手がかり
    ② 起こる時間・頻度いつ、どのくらいの頻度で起こるか頭痛のパターンや誘因
    ③ 一緒に出る症状吐き気、めまい、視覚症状など頭痛のタイプや危険性
    ④ 生活習慣・誘因睡眠、食事、水分、ストレスなど頭痛を起こすきっかけ
    ⑤ 薬の使用状況薬の種類と使用日数薬物乱用頭痛の可能性

    この5項目を確認するだけでも、自分の頭痛が「どのようなパターンで起こっているのか」を整理しやすくなります。


    ① 頭のどこが痛む?痛み方は?

    まず確認したいのが、頭のどこが痛むのか、どのように痛むのかです。

    例えば、

    • 片側がズキズキする
    • 両側が締め付けられる
    • 後頭部が痛い
    • こめかみが痛い
    • おでこや眉間が痛い
    • 目の奥が痛い
    • 後頭部から首にかけて痛い
    • 電気が走るようにピリッと痛い

    などです。

    痛む場所だけで原因を確定することはできませんが、頭痛の種類を考えるうえで重要な情報になります。

    片側がズキズキする

    頭の片側または両側がズキズキ・ドクンドクンと痛み、吐き気や光・音への過敏などを伴う場合は、片頭痛が考えられます。

    ▶片頭痛について詳しくはこちら

    頭全体が締め付けられる

    頭全体や両側が締め付けられるように痛み、首や肩のこりを伴う場合は、緊張型頭痛が考えられます。

    ▶緊張型頭痛について詳しくはこちら

    後頭部がピリッと痛む

    後頭部から頭頂部などにかけて、電気が走るような鋭い痛みを繰り返す場合は、後頭神経痛などが関係していることがあります。

    ▶後頭神経痛について詳しくはこちら

    目の奥が強く痛む

    目の奥をえぐられるような非常に強い痛みがあり、目の充血や涙、鼻水などを伴う場合は、群発頭痛などが考えられます。

    ▶群発頭痛について詳しくはこちら

    このように、「どこが痛いか」+「どのように痛むか」をセットで確認することがポイントです。


    ② いつ頭痛が起こる?頻度はどのくらい?

    次にチェックしたいのが、頭痛が起こる時間帯と頻度です。

    例えば、

    • 朝に起こる
    • 夕方になると起こる
    • 仕事中に起こる
    • 休日に起こる
    • 月経前後に起こる
    • 天気が変わると起こる
    • 週に1回程度起こる
    • ほぼ毎日起こる

    などです。

    頭痛が起こる時間帯や頻度には、その人の頭痛の特徴や誘因が表れることがあります。

    朝に頭痛が起こる

    睡眠不足、睡眠の質の低下、脱水、片頭痛など、さまざまな原因が考えられます。

    いびきや日中の強い眠気を伴う場合は、睡眠時無呼吸などが関係している可能性もあります。

    夕方に頭痛が起こる

    一日の疲労、目の使いすぎ、首や肩周辺の筋肉の緊張、脱水、空腹、ストレスなどが関係する場合があります。

    月経前後に頭痛が起こる

    月経周期に伴うホルモン変化によって、片頭痛などが起こりやすくなる場合があります。

    ▶月経周期の頭痛について詳しくはこちら

    天気が変わると頭痛が起こる

    気圧や天候の変化をきっかけとして頭痛が起こる方もいます。

    ▶天気頭痛について詳しくはこちら

    また、頭痛の頻度が急に増えた場合は、以前からの頭痛と同じものだと自己判断しないことが大切です。


    ③ 頭痛以外にどんな症状がある?

    頭痛の原因を考えるうえでは、頭痛以外にどのような症状が一緒に出ているかも重要です。

    次のような症状がないかチェックしてみましょう。

    • 吐き気
    • 嘔吐
    • めまい
    • 光がまぶしい
    • 音がつらい
    • においがつらい
    • 目の奥が痛い
    • 首や肩が痛い
    • 手足のしびれ
    • 手足の力が入りにくい
    • ろれつが回らない
    • 視野が欠ける
    • 物が二重に見える

    頭痛+吐き気・光や音への過敏

    ズキズキする頭痛に吐き気や光・音への過敏を伴う場合は、片頭痛の特徴に合うことがあります。

    頭痛+首や肩のこり

    頭が重い、締め付けられるような痛みに首や肩のこりを伴う場合は、緊張型頭痛が考えられます。

    ただし、片頭痛でも首や肩の痛みを伴うことがあるため、首や肩のこりだけで頭痛の種類を判断することはできません。

    頭痛+めまい

    片頭痛などでは、頭痛とともにめまいを感じることがあります。

    ただし、突然の激しい頭痛とともに、立てないほどのふらつきや物が二重に見えるなどの症状が出た場合は、危険な病気の可能性もあるため注意が必要です。

    ▶頭痛とめまいが同時に起こる原因


    ④ 頭痛が起こる前に何をしていた?

    4つ目のチェック項目は、頭痛が起こる前の生活や行動です。

    頭痛は、さまざまな要因をきっかけとして起こることがあります。

    例えば、

    • 睡眠不足
    • 寝すぎ
    • 空腹
    • 水分不足
    • 長時間のパソコン作業
    • スマートフォンの長時間使用
    • 強い光
    • 強いにおい
    • アルコール
    • 強いストレス
    • 身体的な疲労
    • 天候の変化
    • 月経周期

    などがあります。

    特に片頭痛がある方では、睡眠不足や空腹、脱水、ストレスなど、複数の要因が重なったときに発作が起こることがあります。

    そのため、頭痛が起こったときは「その日だけ何か特別なことがなかったか」を振り返ってみましょう。


    ⑤ 頭痛薬をどのくらい飲んでいる?

    最後に確認したいのが、頭痛薬の使用頻度です。

    頭痛が頻繁に起こると、「痛くなったら薬を飲む」という対応を繰り返しやすくなります。

    しかし、頭痛薬を頻繁に使用している場合は、薬物乱用頭痛が関係している可能性があります。

    例えば、

    • 頭痛薬を飲む日が増えている
    • 毎週何日も頭痛薬を飲んでいる
    • 薬が切れるとまた頭痛がする
    • 以前より薬を飲む回数が増えた
    • 複数の頭痛薬を使い分けている
    • 頭痛薬を予防目的で頻繁に飲んでいる

    といった場合は注意が必要です。

    薬物乱用頭痛では、使用している薬の種類によって基準となる使用頻度が異なります。

    「薬の種類が違えば何日飲んでも大丈夫」というわけではありません。

    頭痛薬を使用した日を記録し、1か月に何日使用しているかを確認してみましょう。

    ▶薬物乱用頭痛について詳しくはこちら


    5つのチェック項目で頭痛のタイプを整理してみよう

    ここまでの5項目を使って、自分の頭痛を整理してみましょう。

    チェック質問確認するポイント
    ①場所・痛み方どこが、どのように痛む?ズキズキ、締め付け、刺すような痛みなど
    ②時間・頻度いつ、どのくらい起こる?朝、夕方、月経前後、天候変化など
    ③伴う症状頭痛以外に何がある?吐き気、めまい、視覚症状など
    ④生活・誘因頭痛の前に何をしていた?睡眠、食事、水分、疲労、ストレスなど
    ⑤薬頭痛薬を何日使っている?使用日数、薬の種類、複数使用の有無

    この5項目を記録するだけでも、頭痛のパターンが見えやすくなります。


    頭痛の原因を知るために「頭痛ダイアリー」をつける

    頭痛が繰り返す方には、頭痛が起こった日時や症状を記録する方法がおすすめです。

    記録する内容は、例えば次のようなものです。

    • 頭痛が始まった時間
    • 頭痛が終わった時間
    • 痛む場所
    • 痛み方
    • 痛みの強さ
    • 吐き気の有無
    • 光や音への過敏
    • めまいの有無
    • 睡眠時間
    • 食事の状況
    • 水分摂取
    • 天候
    • 月経周期
    • ストレスや疲労
    • 頭痛薬を使用したか

    こうした記録を続けることで、「寝不足の日に頭痛が起こりやすい」「夕方に多い」「月経前に増える」など、自分の頭痛のパターンを把握しやすくなります。

    また、医療機関を受診するときにも、頭痛の経過を伝えるための参考になります。


    セルフチェックだけでは判断できない危険な頭痛

    5つのチェック項目は、頭痛のパターンを整理するためのものです。

    セルフチェックだけで、危険な病気がないことを確認できるわけではありません。

    次のような症状がある場合は、危険な二次性頭痛の可能性があります。

    • 突然、非常に激しい頭痛が起こった
    • 今まで経験したことのない頭痛が起こった
    • 数秒から短時間で痛みがピークになった
    • 時間とともに頭痛が強くなっている
    • 意識がもうろうとしている
    • けいれんがある
    • 手足に力が入らない
    • 手足がしびれる
    • ろれつが回らない
    • 言葉が出ない
    • 歩けないほどのふらつきがある
    • 物が二重に見える
    • 視野が欠ける
    • 高熱や強い首のこわばりがある
    • 頭を強くぶつけた後に頭痛が起こった

    このような場合は、セルフケアだけで様子をみず、早急に医療機関へ相談してください。

    ▶危険な頭痛について詳しくはこちら


    頭痛の原因がわからないときは何科を受診する?

    頭痛が繰り返し起こり、原因がわからない場合は、脳神経内科、脳神経外科、頭痛外来などで相談することができます。

    特に、

    • 頭痛が月に何度も起こる
    • 頭痛が以前より増えている
    • 頭痛が毎日のように続いている
    • 頭痛薬を頻繁に使用している
    • 頭痛によって仕事や学校に支障が出ている
    • 頭痛の痛み方が変化した

    場合は、一度医療機関で相談することをおすすめします。

    突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、急な視力・視野異常などがある場合は、通常の外来受診を待たず、救急対応を検討してください。


    頭痛の原因を知る5つのチェック項目まとめ

    頭痛の原因を考えるときは、次の5項目を確認しましょう。

    1. 痛む場所・痛み方:どこが、どのように痛むのか
    2. 起こる時間・頻度:いつ、どのくらいの頻度で起こるのか
    3. 一緒に出る症状:吐き気、めまい、視覚症状などがあるか
    4. 生活習慣・誘因:睡眠、食事、水分、疲労、ストレスなど
    5. 薬の使用状況:頭痛薬を何日使用しているのか

    この5項目をチェックすることで、自分の頭痛の特徴やきっかけを整理しやすくなります。

    ただし、頭痛の場所や痛み方だけで原因を確定することはできません。

    特に、突然の激しい頭痛、今まで経験したことのない頭痛、手足の麻痺・しびれ、意識障害、ろれつが回らない、急な視力・視野異常などがある場合は、危険な二次性頭痛の可能性があるため、早急に医療機関を受診してください。

    頭痛が繰り返している場合は、5つのチェック項目に加えて頭痛ダイアリーをつけることで、自分の頭痛のパターンをより詳しく把握できます。


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    なお、突然の激しい頭痛、意識障害、けいれん、手足の麻痺・しびれ、ろれつが回らない、急な視力・視野異常などがある場合は、まず医療機関での診察をおすすめします。

    頭痛の原因や自分の頭痛について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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