頭痛外来とは?一般内科との違いを解説

    頭痛外来とは?一般内科との違いを解説

    「頭痛外来って何をするところ?」

    「一般内科と頭痛外来は何が違うの?」

    「頭痛がある場合、何科を受診すればいい?」

    頭痛が続いて病院を受診しようと思っても、どの診療科を選べばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

    頭痛は一般内科でも相談できる症状ですが、片頭痛や緊張型頭痛などを繰り返している場合や、頭痛が日常生活に大きな影響を与えている場合には、頭痛を専門的に診療する「頭痛外来」が選択肢になります。

    日本頭痛学会では、慢性頭痛患者の診療において、専門的な知識を持つ医師による診断・治療を行う頭痛外来の重要性を示しています。[oai_citation:1‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/1/1-6.htm?utm_source=chatgpt.com)

    この記事では、頭痛外来とはどのような診療を行うのか、一般内科との違い、どのような人が頭痛外来を受診するとよいのかをわかりやすく解説します。


    頭痛外来とは?

    頭痛外来とは、頭痛を専門的に診療する医療機関や診療科のことです。

    頭痛には、片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛だけでなく、脳血管障害や感染症、脳腫瘍など、別の病気が原因となって起こる二次性頭痛もあります。

    そのため、頭痛外来では、まず頭痛の症状や経過を詳しく確認し、必要に応じて検査を行いながら、頭痛の種類や原因を判断します。

    そのうえで、

    • 発作時の治療
    • 予防治療
    • 生活習慣についてのアドバイス
    • 頭痛薬の使い方の確認
    • 薬物乱用頭痛への対応

    などを行います。

    日本頭痛学会では、頭痛専門医を「日本頭痛学会が定めた資格審査や試験によって認定した医師」としています。[oai_citation:2‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/gakkai_senmoni_01_H25.html?utm_source=chatgpt.com)


    一般内科と頭痛外来の違いとは?

    一般内科と頭痛外来の大きな違いは、診療の専門性や対象とする範囲にあります。

    項目一般内科頭痛外来
    主な役割さまざまな内科疾患を診療頭痛を専門的に診療
    頭痛の診察対応できる頭痛をより専門的に評価
    片頭痛診療できる専門的な診療を受けやすい
    慢性的な頭痛対応可能専門的な診断・治療を受けやすい
    頭痛薬の調整対応可能頭痛の種類に応じた治療を検討
    予防治療医師によって対応頭痛専門の知識をもとに検討
    薬物乱用頭痛対応可能専門的に相談しやすい

    ただし、「一般内科では頭痛を診てもらえない」という意味ではありません。

    一般内科は、頭痛を含めた幅広い症状を診察することができます。

    一方、頭痛外来では、頭痛についてより専門的な知識や経験を持つ医師による診療を受けられることが期待できます。


    一般内科でも頭痛を診てもらえる?

    はい。一般内科でも頭痛を相談することはできます。

    頭痛は総合診療や一般診療の場でも非常に多い症状の一つです。

    日本頭痛学会も、頭痛はプライマリケアの現場で非常に多くみられる症状であり、一次性頭痛と二次性頭痛を適切に見分けることが重要だとしています。[oai_citation:3‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/kensyui_sasoi.html?utm_source=chatgpt.com)

    例えば、

    • 風邪と一緒に頭痛がある
    • 発熱を伴う
    • 体調不良とともに頭が痛い
    • 初めて頭痛が出てきた
    • 頭痛についてまず相談したい

    といった場合には、まず一般内科を受診するのも一つの方法です。

    診察の結果、より専門的な頭痛診療が必要と判断された場合には、頭痛外来などへの紹介につながることもあります。


    頭痛外来では何を診察する?

    頭痛外来では、単純に「頭が痛いかどうか」だけを確認するわけではありません。

    例えば、

    • いつから頭痛が始まったか
    • どのくらいの頻度で起こるか
    • 1回の頭痛がどのくらい続くか
    • 頭のどこが痛むか
    • ズキズキするのか、締め付けるのか
    • 吐き気や嘔吐があるか
    • 光や音がつらくなるか
    • 身体を動かすと悪化するか
    • 前兆があるか
    • 月経や天候との関係があるか
    • 頭痛薬をどのくらい使用しているか
    • 日常生活にどの程度影響しているか

    などを確認します。

    頭痛の症状や経過を詳しく確認することで、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などの頭痛の種類を判断していきます。

    また、危険な二次性頭痛が疑われる場合には、必要に応じて画像検査などを行います。


    頭痛外来ではMRIやCTも受ける?

    必要がある場合には、MRIやCTなどの画像検査が行われることがあります。

    ただし、頭痛外来を受診したからといって、必ずMRIやCTを受けるわけではありません。

    典型的な片頭痛や緊張型頭痛で、危険な病気を疑う所見がない場合には、画像検査が必要ないケースもあります。

    一方で、

    • 突然の激しい頭痛
    • 今まで経験したことのない頭痛
    • 頭痛が急激に悪化している
    • 手足の麻痺やしびれ
    • 意識障害
    • 視力や視野の異常
    • 高熱や強い首のこわばり

    などがある場合には、重大な病気を除外するために画像検査などが検討されます。

    つまり、「頭痛だからMRI」というわけではなく、症状や診察結果から必要な検査を選択します。

    ▶MRIとCTの違い|頭痛ではどちらを受ける?


    頭痛外来ではどんな治療をする?

    頭痛外来では、頭痛の種類や頻度、症状などに合わせて治療方法を選択します。

    例えば片頭痛の場合には、

    • 発作時に使用する薬
    • 吐き気などの症状に対する治療
    • 頭痛の頻度が多い場合の予防治療
    • 生活習慣についてのアドバイス

    などを検討します。

    また、頭痛薬を頻繁に使用している場合には、薬物乱用頭痛が関係していないかを確認することも重要です。

    頭痛外来では、単に「痛み止めを処方して終わり」ではなく、頭痛が起こる頻度や日常生活への影響を減らしていくことを目指して治療方針を考えます。

    ▶片頭痛の薬の種類と使い方


    頭痛外来を受診したほうがいい人

    次のような方は、頭痛外来を受診するメリットが大きいでしょう。

    • 頭痛を繰り返している
    • 頭痛が月に何度も起こる
    • 頭痛で仕事や家事に支障が出ている
    • 頭痛で学校を休むことがある
    • 市販の頭痛薬を頻繁に使用している
    • 薬を飲んでも頭痛が改善しにくい
    • 頭痛の頻度が以前より増えている
    • 片頭痛かどうかわからない
    • 自分の頭痛の種類を知りたい
    • 予防薬について相談したい
    • 薬物乱用頭痛が心配
    • これまで頭痛について詳しく診てもらったことがない

    特に、「頭痛が起こるたびに薬を飲む」という状態が続いている場合には、一度専門的に頭痛を評価してもらうことをおすすめします。


    頭痛薬を毎月何日も使っているなら頭痛外来へ

    頭痛が頻繁になると、頭痛薬を使用する回数も増えてしまいます。

    しかし、頭痛薬を頻繁に使用していると、薬物乱用頭痛につながる場合があります。

    薬物乱用頭痛では、頭痛を抑えるための薬を使用することが、かえって頭痛が慢性化する悪循環につながることがあります。

    そのため、

    頭痛が増える

    薬を飲む回数が増える

    薬を飲んでも頭痛が起こる

    さらに薬を飲む

    という状態になっている場合は注意が必要です。

    ▶薬物乱用頭痛とは?原因・症状・治し方


    片頭痛なら頭痛外来を受診したほうがいい?

    片頭痛を繰り返している方は、頭痛外来を受診することで、現在の頭痛が本当に片頭痛なのか、ほかの頭痛が重なっていないかなどを専門的に確認してもらうことができます。

    片頭痛では、

    • ズキズキする頭痛
    • 頭の片側が痛む
    • 吐き気や嘔吐
    • 光がつらい
    • 音がつらい
    • 身体を動かすと悪化する
    • 前兆がある

    などの症状がみられることがあります。

    頭痛の頻度が高い場合には、発作時の治療だけでなく、予防治療について相談することもできます。

    ▶片頭痛について詳しくはこちら


    頭痛外来と脳神経内科・脳神経外科の違いは?

    頭痛外来は、必ずしも独立した診療科として存在するわけではありません。

    病院やクリニックによって、

    • 脳神経内科
    • 脳神経外科
    • 神経内科
    • 一般内科
    • 小児科
    • ペインクリニック

    などの診療科で「頭痛外来」が設けられていることがあります。

    日本頭痛学会の頭痛専門医制度でも、内科、脳神経外科、小児科など複数の診療領域を背景とする医師が頭痛専門医を目指せる制度になっています。[oai_citation:4‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/gakkai_senmoni_01_H25.html?utm_source=chatgpt.com)

    そのため、「頭痛外来」という名前だけではなく、どのような医師が診療しているかを確認することも大切です。


    頭痛専門医とは?

    頭痛専門医とは、日本頭痛学会が認定している頭痛診療の専門医です。

    日本頭痛学会では、一定の資格を満たし、資格審査や試験を経て認定された医師を「日本頭痛学会認定頭痛専門医」としています。[oai_citation:5‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/gakkai_senmoni_01_H25.html?utm_source=chatgpt.com)

    頭痛専門医は、片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛だけではなく、危険な二次性頭痛や薬物乱用頭痛など、さまざまな頭痛について専門的な知識を持っています。

    慢性的な頭痛で悩んでいる場合には、頭痛専門医が診療している頭痛外来を探すことも一つの方法です。


    頭痛外来を受診するときは何を伝える?

    頭痛外来を受診するときは、頭痛の状況をできるだけ具体的に伝えることが大切です。

    例えば、

    • いつから頭痛があるか
    • 月に何日くらい頭痛があるか
    • 1回の頭痛が何時間・何日続くか
    • どこが痛むか
    • どのように痛むか
    • 吐き気や嘔吐があるか
    • 光や音がつらくなるか
    • めまいがあるか
    • 頭痛の前に何か症状があるか
    • 頭痛薬を何日くらい使用しているか
    • これまでにMRIやCTを受けたことがあるか

    などです。

    可能であれば、頭痛が起こった日と薬を使用した日を記録しておくと、診察時に説明しやすくなります。

    ▶頭痛日記とは?記録するメリット


    頭痛外来を受診する前に頭痛日記をつけるメリット

    頭痛日記には、

    • 頭痛が起こった日
    • 頭痛の強さ
    • 頭痛の持続時間
    • 痛む場所
    • 吐き気などの症状
    • 使用した薬
    • 薬を使用した回数
    • 天候や月経周期との関係

    などを記録します。

    これによって、自分では気づかなかった頭痛のパターンを把握できることがあります。

    また、医師にとっても頭痛の頻度や薬の使用状況を把握するための参考になります。


    頭痛外来ではどんな検査をする?

    必要な検査は、頭痛の症状や診察結果によって異なります。

    例えば、

    • 問診
    • 神経学的診察
    • 血液検査
    • CT
    • MRI
    • MRA
    • その他の必要な検査

    などがあります。

    ただし、頭痛外来を受診したからといって、すべての人がMRIやCTを受けるわけではありません。

    典型的な一次性頭痛で危険な病気を疑う所見がない場合には、症状や診察を中心に診断することもあります。

    反対に、二次性頭痛が疑われる場合には、必要な検査を行って原因を調べます。

    ▶二次性頭痛とは?|命に関わる危険な頭痛


    突然の頭痛は頭痛外来を待たずに受診

    頭痛外来は慢性的な頭痛の相談に適していますが、突然の激しい頭痛など、緊急性が疑われる場合は頭痛外来の予約を待ってはいけません。

    日本頭痛学会では、これまで経験したことがないひどい頭痛、突然発症して短時間でピークに達する頭痛、発熱、手足の麻痺・しびれなどを伴う頭痛では、至急、脳神経内科や脳神経外科を受診して正確な診断を受ける必要があるとしています。[oai_citation:6‡日本頭痛学会](https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_01.html?utm_source=chatgpt.com)

    次のような症状がある場合は、緊急性のある頭痛の可能性があります。

    • 突然ものすごく強い頭痛
    • 今まで経験したことのない頭痛
    • 短時間で痛みがピークになる
    • 意識がおかしい
    • 意識を失う
    • けいれんがある
    • 手足に力が入らない
    • 手足がしびれる
    • ろれつが回らない
    • 言葉が出にくい
    • 急な視力・視野異常
    • 高熱がある
    • 強い首のこわばりがある
    • 頭をぶつけた後に強い頭痛が続いている

    このような場合は「頭痛外来を予約しよう」と考えるのではなく、速やかに医療機関を受診してください。

    ▶危険な頭痛について詳しくはこちら


    頭痛外来と整体はどう使い分ける?

    頭痛外来と整体では、役割が異なります。

    頭痛外来などの医療機関では、

    • 頭痛の診断
    • 危険な病気の確認
    • 必要な検査
    • 頭痛薬による治療
    • 予防治療
    • 薬物乱用頭痛への対応

    などを行います。

    一方、整体では、医師による診断や薬物治療を行うことはできません。

    整体では首や肩の筋肉の緊張、頚椎や頭蓋骨の歪み、後頭部周辺の状態など、身体面からのケアをし、頭痛の改善を目的とします

    「病院か整体か」のどちらか一方ではなく、それぞれの役割を理解して使い分けることが重要です。

    ▶病院と整体はどう使い分けるべき?


    頭痛外来とは?一般内科との違いまとめ

    頭痛外来とは、頭痛を専門的に診療する医療機関や診療科のことです。

    一般内科でも頭痛を診察することはできますが、頭痛が慢性化している場合や、片頭痛などを繰り返している場合、薬を飲む回数が増えている場合などには、頭痛外来を受診することで専門的な診療を受けられる可能性があります。

    特に、

    • 頭痛が何度も繰り返す
    • 頭痛で生活に支障が出ている
    • 頭痛薬を頻繁に使用している
    • 薬が効きにくくなっている
    • 片頭痛かどうかわからない
    • 頭痛の予防治療について相談したい
    • 薬物乱用頭痛が心配

    という方は、頭痛外来を検討してみるとよいでしょう。

    一方、突然の激しい頭痛や神経症状を伴う頭痛など、緊急性が疑われる場合には、頭痛外来の予約を待たずに速やかに医療機関を受診することが重要です。

    「頭痛だから、とりあえず痛み止め」ではなく、自分の頭痛がどのタイプなのかを知り、必要な治療につなげることが大切です。


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    頭痛専門整体Cielでは、医療機関での診断や治療を尊重しながら、頭痛の症状や経過、首や肩の筋肉の緊張、後頭部周辺の状態、頭蓋骨や頚椎の機能的なバランスなどを確認し、身体面からのケアを行っています。

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