後頭神経痛

近年増加している第4の頭痛 後頭神経痛

●後頭神経痛について

後頭神経痛は、正確には頭痛でなく末梢神経が障害されることによる神経痛です。大後頭神経痛、小後頭神経痛、大耳介神経痛の3種類あります。およそ9割が大後頭神経痛で、ついで1割が小後頭神経痛で、大耳介神経痛はまれです。

●後頭神経痛の特徴

片側の首から後頭部・頭頂部にかけてのチクチク・ピリピリとした一瞬の激痛や、ビリッと一瞬電気の走るような痛みが繰り返し生じます。一度症状が起こると、首を急に動かすだけで痛みが起きます。また雨が降る前に症状が現れ雨が降ると痛みは治るのも特徴です。

●後頭神経を引き起こす要因

後頭神経痛の痛みの発生源である後頭神経(大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経)は、首周りの筋肉による圧迫を受けやすいです。そのため、後頭神経を圧迫するような首コリや肩コリの強い人が発症しやすいです。

参考文献
・丹羽 潔 . 最新頭痛の治し方大全 -日本初の頭痛専門クリニックが教える- . 扶桑社 , 2022.
・一般社団法人 日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/(参照2023.3.1)